海外ブランドのボールペンも最近気になってちょこちょこ見てるんだけど、とうとうこのブランドに手を出してしまった。
そう、そのブランドとは『カランダッシュ』。
そしてエントリーモデルとして購入したのは、カランダッシュの『849ポップライン・ボールペン』である。
ロディアのスクリプトというボールペンに出会ってからというものの、六角ボールペンのフィット感がたまらなく好きになってしまって、探していて行き着くと、のきなみ海外製が多い印象。
六角で軸細めが好きな、カランダッシュ初心者がじっくりと、このペンを紹介。
もちろん良いところだけじゃなくて、良くないところも書くので、参考になればこれ幸い。
最後には『エクリドール』というハイエンドモデルにも少し触れる。
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カランダッシュ ブランドとは?
カランダッシュ(Caran d’Ache)はスイス最大の筆記具ブランド。
1915年に創業、鉛筆工場から始まっており、主要販売品は万年筆、ローラーボール、ボールペン、ペンシル、色鉛筆から、ライター、皮小物、バッグまでと幅広く取り扱っている。
ちなみにカランダッシュという名前は当時ヨーロッパで活躍していた、ロシア生まれのフランス人画家の雅号からなり、ロシア語で鉛筆(карандаш )という意味を持つ。
849ポップラインとは?
カランダッシュ849ポップラインの特長は下記。
- 超シンプルなボディ
- アルミで軽い
- フィット感のよい六角
- 8,000m書けるリフィル
- ノック音レス!?
シンプルを追い求めたスタイリッシュボディ
見てもらうと分かる通り、鉛筆のような六角ボディとクリップのみという、超シンプルなデザイン。
ちなみにクリップは外そうと思えば外すことができるので、それまでなくなればもう本当に鉛筆みたいになる。
ここまでシンプルなボールペンは数少ないと思うが、それこそがこのカランダッシュというブランドの個性なのだと感じることができる。
アルミ製だから軽くて使いやすい
この前紹介したロディアのスクリプトと同じ大きさなので、日本製のボールペンに慣れていると少し小さいように感じるかもしれない。
しかしながら使ってみるとこれが驚きだったりする。こんなちょうどいい大きさのペンがあるなんて。って。
アルミニウム製で、ロディアと比較しても8gほど軽い。筆記時にかなり気にならないのはGoodポイント。
フィット感バツグンの六角ボディ
人間がもっとも慣れ親しんだ鉛筆をモチーフにデザインされている六角ボディ。
カランダッシュのブランド名からも分かるとおり、真骨頂といってもよい象徴的な六角鉛筆デザインがここに現れている。
そしてフィット感という言葉を実現しているもう1つのポイントはペンの長さであろう。
鉛筆でもそうだが、新品よりも使い始めていっとき経った時が1番使いやすいのではないだろうか?
そう。新品の長い状態だと重心バランスが取りづらい。そこに一歩踏み込んでいるのがこのペンだと思う。
8,000メートル書けるゴリアット芯
ゴリアットと言われるリフィルは、8,000メートルもの筆記を実現している。
その名の通り【巨大な・大きな】というものからもきてそう。旧約聖書の「サムエル記」に登場するペリシテ人の巨人兵士の名前でもある。
ペンケース内に書かれているんだけれど、ちょっとビックリする。
でも何かかっこいい。
そういうところのこだわりを国産メーカーも出してほしいと思う。
極小ノック音でほぼノック音レス
カランダッシュのボールペン初心者だったので、これが1番肩透かしを食らったかのような衝撃があったところ。
上述しているとおりで、ノック音が(ほぼ)ない!
使ったことがない人だったら、まず「えっ?」となる部分。案の定、妻も同じ反応だった。
だいたいのノック音は「カチッ、カチッ」だが、カランダッシュ849は「シャッ、シャッ」という感じに違く、ほぼ音がしない。
商品仕様・スペック
カランダッシュ849ポップライン(黒F・細字)のスペックは下記。
ボールペン名称 | 849ポップライン |
ボール径 | F字/0.7mm? |
全長 | 128.0mm |
直径(グリップ部) | 8.0mm |
重量 | 15.4g ※実測 |
方式 | ノック式 |
インク | 油性ボールペン |
メーカー | カランダッシュ |
カランダッシュ849ポップラインでF字(0.7mm?)の模様。ゴリアット芯は中字・細字・太字の3タイプあるのでどれにでも変更可能できる模様。
フォトギャラリー&デザイン
カランダッシュ849ポップライン(黒F・細字)のデザインを紹介。
※スマホはピンチで画像を拡縮できます
ペンケース&パッケージ
スタンダードフォルム
カランダッシュ849ポップライン(黒F・細字)の本体を紹介。まずはペン先を収納した状態でやや引いた写真から。
アップショット
ここからはカランダッシュ849ポップライン(黒F・細字)のペン先を出した状態(筆記時)と接近写真で紹介。
リフィル(替芯)情報
品名 | カランダッシュ・ゴリアット芯 |
品番 | *** |
価格 | 1,200円(税別価格) |
全長 | 約**.*mm |
最大径 | 約*.*mm |
重量 | *.*g |
通常1,000~1,200円なので国産リフィルと比較するとかなりお値段は張る。
コスパを天秤にかけると微妙なラインだが、『リフィルアダプター』を購入し国産のジェットストリームインクなどに変更するという手段もある。
日々ジェットストリームを使っている人にはおすすめである。
リフィル(替芯)交換方法
カランダッシュ849ポップライン(黒F・細字)のリフィル交換方法を紹介。
シンプルさを研ぎ澄ましているボールペンは驚愕のリフィル交換となっている。
まさかそこ?という機構である。
左利きの描線&筆記感
他の海外ブランドのボールペンと比較してみたんだけれど、若干薄いように感じた。
ただ、これって多分普段ジェットストリームインクに慣れていることもあるんだと思う。
しかしながら、ロットリングよりも薄い感じではあった。
※ロットリングはM字となるので致し方なし?
少し細くて、薄いのがこのペンなのかもしれない。
良いところ
やや小ぶりのため、必然的に軽くなる。
これが功を奏してか、鉛筆を持っているかのような錯覚を感じさせてくれる。
15gと比較的軽めなので、女性でも使いやすいと思う。手の大きい男性は逆に少し使いにくいかもしれない。
ただ、それでもこのデザインは一見の価値がある。
良くないところ
まず手に持って、第一に感じるのはこれだと思う。そう。「短っ!」という感覚。
これは当然といえば当然なのだが、普段14~15cmくらいのボールペンを使う日本人では致し方ない。
なぜ海外製のボールペンではこのサイズなのかなと思ってしまうくらい。これは今後に調べてみたいと思う。
カランダッシュ・エクリドールという存在
カランダッシュには『エクリドール』というハイエンドモデルが存在している。
そのデザインはハイエンドと呼べるだけの存在感がありながらも、妖艶な輝きを放っている、何ともいえないボールペンである。
そんな中、ギラついているのがエクリドールの1つの特長なのだが、『レーシング』というモデルが存在する。黒色クロムメッキ加工という何ともいえないエモいデザイン。アクセントのレッドラインといい、文句なくカッコ良い。
いつかこのレーシングとエクリドールを手に入れることが夢である。
エクリドール・レーシング
エクリドール
まとめ
少し持ったときの違和感はあるが、それはこれから解消されていくのだと思う。
六角なので転がっていきづらいのも良い。ましてやクリップもあるのでそういう心配はなくなる。
ペン先を出した状態での長さを比べるとなんとロディアのスクリプトよりも短くなる。
特徴的なクリップだが、シンプルさでいうとロディアの方が上かも(^_^;)
まだ不勉強なので分からないことも多いが、一部の海外ボールペンは少し短めのサイズになっている模様。手に収まる具合でいうと合点はいく。
今回はじめてカランダッシュのエントリーモデルとなる849ポップラインを購入してみたが、たくさん発見があってよかった。
このボールペンがどうこうというよりも、さまざまな発見が多くあったという意味ではよかった。
同時にこのペンの欠点も分かった気がする。
それは日本人には抵抗があるかもしれないということ。
理由は上でも書いているけれど、あまりそのサイズのボールペンが国産ブランドでないからだ。
ここさえクリアできればきっと候補になるのではと思う。このブランドからは多数のカラーやコラボ製品が出ているのでチェックして損はないと思う。
嗚呼、いつかエクリドールを手に入れたいものだ。