当初購入しない予定だったんだけど、購入してもなくて批評しても説得力がないなと思って、地元の文具店に在庫があったので購入。完全に個人的見解ではあるけど、感じたことをレビュー。
最初に結論から言っておくと「やっぱり高い&デザインがダサい」というのがレフログ的感想。
購入しようかどうか悩んでいる人はクルトガが好きで使っていて、さらに高性能なシャープペンシルがほしい!のであれば検討してみてもいいと思う。
だから最初から言っておくと、クルトガやこのクルトガダイブが好きな人はこれ以上読まないことをおすすめする。
ちなみに機構などの詳細についても他の方々がレビューしてくれているのでそちらを参考にしてもらったらと思う。
▼クルトガダイブ第2弾 カスケードブルーのレビュー記事はコチラ
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クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE)とは?
uni(三菱鉛筆)から登場した5500円という高価なクルトガの最上位シャープペンシル。なんでも?世界限定5,000本の生産とのこと。全部売れたとしたら2500万円。それにしても高いね。
クルトガダイブ・uni公式サイト
https://www.mpuni.co.jp/special/kurutogadive/
クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE) の特長は下記。
- 自動芯繰り出し
- キャップ式
- 変わった形
芯繰り出しがオートマチック
文字を書くのが途切れないのは、オートマチック(自動芯繰り出し)が採用されているから。クルトガエンジンの回転を前後動に変換することで行われている。
クルトガエンジンが搭載されているため、書くたびに芯が少しずつ回転するため「いつも尖った状態をキープ」することができる。
クルトガ初のキャップを採用
『ノックは要らない』というフレーズから、キャップを外すと芯が自動で出てくる仕組みになっている。どういうことかというと・・・
変わった形状のデザイン
アドバンスアップグレードのようにボディ後ろ軸からグリップに向けて放射状に広がるデザイン。これはクルトガのアドバンス アップグレードモデルと同じようなデザインになる。
そこに相まってキャップ式が採用されているため、どうしてもずんぐりむっくりに。
はい。果たしてこれがカッコいいといえるものか。好き嫌いは好みなので人の意見を否定することはできないんだけど、レフログ的にはダサい。というのが感想である。
クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE)のスペック
クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE) のスペックは下記。
シャープペンシル名称 | クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE) |
型番・品番 | M5-5000 1P |
芯径 | 0.5mm |
全長(収納時) | 147.0mm |
全長(キャップレス時) | 142.0mm |
直径(グリップ中心部) | 11.0mm |
重量(キャップレス時) | 14.0g ※実測 |
重量(キャップレス時) | 19.0g ※実測 |
方式 | オートマチック&ノック式 |
メーカー | uni(三菱鉛筆) |
▼クルトガ ノーマル
▼クルトガ アドバンスアップグレードモデル
クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE)のデザイン
フォトギャラリー
クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE) のフォトを紹介。
パッケージ
※自己修復性のあるトップコートが塗られているなどのことはここに書かれていない。ちなみにジェットストリームプライム回転繰り出し式シングル(限定版)のパッケージにはその記載がされている
機構の紹介と使用上の説明が書かれてある。気になったことでいうと、説明書にも自己修復性のあるトップコートが塗装されていることは記載されていない。
ちなみに公式サイトでも『耐久性に優れた塗装が施され傷つきにく、美しいデザインを維持します。』とあるんだけど、自己修復性があるとは書かれていない。
いやはや、どっちでもいいんだけど、これは現時点ではどっちか分からない。※2022年2月時点
ノーマルショット
ベーシックな斜めから
ペン先はやや控えめで段差になっているところ”は”カッコいい
グリップはゴム製になっているので指の引っかかりを補助してくれる
好みが分かれるであろうサイドビュー
黒いノック部はプラスチック製。ちなみにアドバンス アップグレードモデルは金属製。
何ともいえない形状。3面が平らになっているので、転がりを防いでくれるのはGood。
この状態から確認して金属部分はノック付近の銀リング、右側パイプ、芯の自動繰り出し量を調整するための銀リング
アップショット
クリップ部はそこまで強度はなさげ、そしてキャップ右の部分はプラスチック製、なんで?
右からクルトガ、アドバンス アップグレードモデル、クルトガダイブ
まずはオレンズネロと。こうやって見ると明らかに形状の違いが出てくる、人によって好みが出る部分だと思う
上からS30、オレンズネロ、クルトガダイブの順
※タップすると写真が拡大できます
※タップすると写真が拡大できます
クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE)を実際に使ってみての感想(レビュー)
クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE)を使ってみての感想。
良いところ
クルトガダイブのいいところ、メリットって何だろうと写真撮影とブログ執筆しながら考えていたんだけど、自動繰り出しとかパイプが当たらないとかっていうことよりも、このキャップの存在が大きいと感じた。
理由はただひとつで、キャップがないと芯の自動繰り出しもできないし、(キャップをしているときだけだけど)ペン先も守れない。
正直パイプが当たらないと書かれているけれど、同シリーズのアドバンス アップグレードモデルなどで同じ時間書き続けてみたけど、そこまで大きくは変わらない。ということはそこまでの大差はない。ということになってしまう。
※ちなみにオレンズネロとS30は使っていくとパイプに当たってくるのでその差はあると言っていいと思う
そんなこんなでクルトガダイブの良さは唯一無二であるキャップにこそあると思うというのがレフログの感想。
良くないところ
なんでこんなデザインにしかなぁ、、、というのがホントに思ってしまうところ。
デザインだけの話でいうとオレンズネロやS30の方が圧倒的にカッコいいしスタイリッシュ。ましてやそれと2,000円高いのに、高級感の演出や満足感が薄いのは、やはり5,500円という攻めた価格の反動によるものだと思う。
まとめ
正直言って、レフログ的には本当にデザインがダサい。オートマチックシャープであるオレンズネロやS30に勝る点がキャップくらいだと思うと、さらに2,000円出せるかどうかは微妙。
それならアドバンス アップグレードモデルの方が価格感以上の満足感が得られると感じてしまうのは、上でも書いているけれど5,500円という価格。
結局のところ”人気”というのはどれだけ大衆の人の注目が集まって”使いたい”と思えるかどうかなので、5,500円という価格である時点でそういう人向けではないということになる。
※iPhoneとかが分かりやすい例かな
ではどんな人がターゲットなのか? それはこのクルトガエンジンやキャップ式や機構&技術を魅力に感じている人であろうと思う。
レフログよりも相当に詳細に解説してくれている人が多々いる。
だからこそuniの公式サイトでもすぐに宣伝が入っていないのだと思う(※レフログの勝手な見解)まず大衆には売れない。なら、別に公式で告知や新商品の情報に載せなくてもいいや。と。
真偽は分からないけど、この記事の最初にも言っている通りレフログ的には『高くてダサい』がきてしまう。機構や技術って消費者は意外とどうでも良かったりする。
右)クルトガダイブ 5,500円
結局のところ、手に取って『いいな』って思えるかどうか。それが数量を限定させてしまったことで、売り場でも試しにくい、売り場に出ていない。という時点で『無』になってしまう。
ということは一部界隈でしか話題にならないモノなので世間一般向けではないのだろう。
はい。そんなシャープペンシルに魅力を感じた人だけ購入すれば良いと思う。そんなシャープペンシル。
レフログ的にはキャップ付きシャープペンシルがどうしても欲しければ、クルトガダイブを検討に。
クルトガエンジンや世界限定5,000本という希少性に重きを置く人には検討をしてみてほしいけど、無理に購入するほどでも、というシャープペンシルであるので、その点にだけは注意してほしいと思う。
多分そのうち量産モデルが出てくると思う。
そして最後にひとつだけ。
ぜひとも定価購入をおすすめしたい。
そんなシャープペンシルである。
▼クルトガ ノーマル
▼クルトガ アドバンスアップグレードモデル