最近シャーペンの購入が続いているんだけど『ほしい』と思うものがシャーペンに続いてるというのが大きい。
今回は鉛筆のようにシンプルなシャープペンシル
『鉛筆シャープ』の限定セット+1.3mm赤軸(PS-PER113-1P)をレビュー。
最初から言っておくと、鉛筆のような持ち味(フィット感)があるシャープペンシルなので、鉛筆のような書き味があるわけではないので、その点は間違えないでおいてほしい。
鉛筆シャープ(enpitsu sharp)とは?
鉛筆シャープ(enpitsu sharp・コクヨ)・限定セットの特長は下記。
あらゆるものが徹底的に削ぎ落とされているというのが、この鉛筆シャープの最大の魅力であろう。
- 超シンプルデザイン
- シャー芯スピードイン構造
- 超軽量設計
鉛筆のような超シンプルデザイン
似たようなデザインで、Campus Junior Pencilというシャープペンシルがあるのも知らなかったんだけど、見てもらうと分かるように超シンプルなデザイン。
超スピードでシャー芯を入れられる構造
普通ならペントップに搭載されている消しゴムが削ぎ落とされている。そのためシャー芯は無くなったら1本だけ入れるというシンプルな構造に。各芯径で色が違うのがオシャレ。
※説明書には3本以上いれないでと書いてある
超軽量設計なので超軽いシャーペン
見た目以上に驚いているのは重さではなく、この軽さ。なんと約5gという超軽量設計。
三菱鉛筆 → 4.4g
鉛筆シャープ → 5.7g
実際に鉛筆と比較しても、約1gしか変わらない。
ここまで実際の鉛筆に近づけているのは、あらゆるものを削いだ結果であり、そのためなら何でも削いでいいプロジェクトなのかなとも思わさせられる。
ある意味コクヨの本気を感じる。そんなシャープペンシルである。
ただ、後述もするけど、軽すぎる分どうしてもチープさは拭えない。これはその代償であるといってもいいだろう。
鉛筆シャープ(enpitsu sharp)のスペック
鉛筆シャープ・enpitsu sharp(コクヨ)のスペックは下記。
シャープペンシル名称 | 鉛筆シャープ |
品番 | PS-PE103D-1P・PS-PE103W-1P・PS-PE105D-1P・PS-PE105W-1P・PS-PE107D-1P・PS-PE107W-1P・PS-PE109D-1P・PS-PE109W-1P・PS-PE113D-1P・PS-PE113W-1P・PS-PER113-1P |
価格 | 1,80円(税抜) |
カラーバリエーション | ブラック、ホワイト |
シャー芯径 | 0.3mm~1.3mm |
全長 | 約145.0mm |
直径(グリップ付近) | 約8.0mm |
重量 | 約5.7g |
方式 | ノック式 |
メーカー | コクヨ(KOKUYO) |
鉛筆シャープ(enpitsu sharp・コクヨ)のフォトギャラリー&デザイン
鉛筆シャープ・スペシャルセット(enpitsu sharp・コクヨ)の見た目・デザインを紹介。
スペシャルセット・デザイン
今回紹介するのはペンケースと消しゴムがセットになった数量限定スペシャルセット。
カラーバリエーションはブラックとホワイトがあるんだけど、選んだのはホワイト。理由は後述する。
フォルム・デザイン
鉛筆シャープ(enpitsu sharp・コクヨ)のデザイン。
アップカット
鉛筆シャープ(enpitsu sharp・コクヨ)のアップカット。
鉛筆シャープ(enpitsu sharp・コクヨ)のまとめ
鉛筆シャープ(enpitsu sharp・コクヨ)を使ってみての感想。
よいところ
鉛筆シャープは”鉛筆”を上手く再現している。しかしサイズ感は異なるので、まったく別物だと思ってもらいたい。
普通のシャープペンシルやオレンズネロで約15gくらいなのに対して、鉛筆シャープは約5gほどと1/3の軽さにはまず驚く。これには物足りない感を感じるかも。
シンプルを追い求められているこのペンは、あらゆるものが削ぎ落とされている。
この潔さは昨今機能が充実されてきているペンとは間違いなく逆光しているが、そのせいか、本当に良いものってなんだろう?と考えさせられる。
そしてこのペンの良いところは鉛筆だと書いていると必ず短くなるが、それが起こらないのはGoodポイント。
よくないところ
実際の鉛筆と鉛筆シャープを比較すると、新品の鉛筆が3cmほど長い。
鉛筆”のような”シャープペンシルなので鉛筆と”同じ”シャープペンシルではない。
いろんなものを削いだ代償だと思うが、プラスチック製のため指が滑る。
表面加工もそれっぽくしているけど、やはり本物のようなクリア加工でもないため、鉛筆ならではの木軸感はまったく感じることが無い。
そしてこれが1番痛いところだが、価格が180円だから言うなというかもしれないが、チープ感は否めない。
ホワイトはまだいいとして、ブラック軸のチープ感がハンパない。これにはちょっと残念感を受けると思う。
公式サイトではブラックがカッコイイ感じで紹介されているけど、実物は思った以上にテカテカの反射しまくる感じ。
ホワイトも表面加工は同じだと思うんだけど、テカテカ感は色の影響で抑えられているので軽減されている。
そしてこれは使い出すと分かることなんだけど、指紋もバッチリ残る。ホワイトでこれだけなので、ブラックを想像すると・・・。
まとめ
ブログの1番最初に書いているけど、この鉛筆シャープには鉛筆のような書き味は無い。
各芯径の鉛筆シャープを使い分けることで、鉛筆で書いているときの芯の削れ具合に近い状態で書けるという表現がいいのではと思う。
そこを勘違いしないように注意してほしい。
公式では『鉛筆の多様な筆記線を芯径で表現』とは書かれてあるが、どこにも”鉛筆のように書ける”ということは書かれていない。
鉛筆には鉛筆にしかない筆記感や良さがあり、それとシャープペンシルの筆記感はまったく別物である。
そういうのをおさえた上でも、鉛筆シャープが面白いのは、必要に合わせて芯径をチョイスできることだと思う。
イラストや子どもとの絵を描いたりするのに使えるかなと思ったのが大きく、さっそくこれで遊んでいる。
あとはなかなか普段使うシーンが無いと思うのがシャープペンシル1.3mmの面白さ。ステッドラーでは2mmをおすすめされることがあるのだが、それっぽいのを使えたのは嬉しい瞬間。
限定セットはセット価格なので割高だけど、1本が200円しないことを考えるとそろえたくなってしまうと思う。
気になっている人は、1度文房具店で試し書きしてみてほしい。※それなりのチープ感は覚悟しておいて
▼鉛筆シャープ(enpitsu sharp)
▼Campus Junior Pencil(キャンパスジュニアペンシル)