uni(三菱鉛筆)から、こすって消せるボールペン「ユニボールR:E3(※以下ユニボールRE3)」が登場していたのは知っていたけど、消せるボールペンといえば代表格の「フリクション」が圧倒していると思ってる。
それでも同じ商品を出して戦っているのはステキで、何より愛用しているジェットストリームを作っている三菱鉛筆というので期待。
インクが少し薄いとかっていう感想をツイッターで見かけていたけれど、実際どうなのかは気になっていたので紹介する。
最初に言っておくけど、ミニオンは完全に無実。かわいい。
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ユニボールRE3(アールイー3)の紹介
ユニボールRE3(アールイー3)の特徴は下記。
- 本体価格 600円(税抜)
- こすって消せる
- ペントップはキャップ付きでロック機構
- 回転セレクトノック機構
- 軸デザインの豊富なラインナップ
本体価格 600円(税抜)
3色ボールペンにしては若干高め。多色ボールペンはだいたい400円くらいから出ているけど、ユニボールRE3は600円。フリクションの3色ボールペンも同じ価格だったので、消せるボールペンは、この価格帯になる模様。
こすって消せる
こすって消せるボールペンの原理は、ある一定の熱を加えると無色にできるインクを使っている。最初はどういう原理でボールペンが消せているのか焦ったこともあったけど、そういう理由だった。
ユニボールR:Eは「熱消去性インク」を搭載していて、60℃以上になると無色になる。ノック部の専用消し具で描線をこすることで生じる摩擦熱によってインクが無色になるため、何度も消して書き直すことができる。
ちなみに熱で消せるという点でいうと、冷蔵庫に入れると文字が復活する。完全に消せるわけではないので書いたらNGなことは書かないように注意すること。
消せるボールペンのインクは、手芸をするときにアイロンの熱で消せるので便利♪
ペントップのロック&回転セレクトノック機構
ここはフリクションとまったく異なる仕様。ペントップが消し具にはなっているんだけど、ペン先を下に向けるとノックができてペンが出てくる。
逆にペン先を上に向けるとロックされて、消し具が固定されて書いた文字を消すことができる。
ユニボールRE3(アールイー3)のスペック
ユニボールRE3(アールイー3)のスペックは下記。
ボールペン名称 | ユニボールR:E3 |
価格 | 600円(税抜価格) |
ボール径 | 0.5mm |
全長 | 150.0mm |
直径(グリップ中心部) | 12.7mm |
重量 | 16.1g |
方式 | ノック式 |
インク | ゲルインク(熱消去性インク) |
メーカー | uni(三菱鉛筆) |
ユニボールRE3(アールイー3)のデザイン
ユニボールRE3(アールイー3)のフォルムを紹介
ユニボールRE3(アールイー3)のリフィル
品名 | URR-103-05 |
品番 | URR-103-05 ブラック URR-103-05 レッド URR-103-05 ブルー |
価格 | 100円(税別価格) |
全長 | 87.8mm |
直径 | 3.0mm |
重量 | **.*g |
リフィルは一般的な価格の100円(税抜)。
特徴としては金属製なこと。なのでこのインクを他の本体軸へ入れることは困難な模様。
ユニボールRE3(アールイー3)の書き味&描線
描線はだいぶ薄め。黒はグレーになり、赤もカスレ、青もカスレる。書き味もあまりよくなくて、インクの出が悪くなるととにかくガガガって引っかかる感じがある。
【まとめ】左利きが実際に使ってみて
良いところ
良くないところ
ここからは左利きにこのユニボールRE3がおすすめできない理由を書く。
辛辣かもしれないが起こった事実と感想になる。
左利きだとインクが付かない、水でにじむ
ペントップのカバーはいらない
商品名「ユニボールR:E3」の「R」と「E」の間にある「:」の必要性が分からない。ロゴをカッコ良くしたかったのかどうか分からないけど、検索とかで探そうと思ったときに「:」を入れた方がいいのか、良くないのか分からない。そうとうカスタマーに易しくない。普通に「ユニボールRE3」でいいと思う。
しっかり消せない
消せるボールペンなのは分かるけど、消しにくいボールペンではダメ。
普通のチカラで消すとこんな感じになる。消えてない。消せない。
これが1番の衝撃。
インクの出を優先するならフリクション
これを見てもらうと一目瞭然。
それ以上でもそれ以下でもない。
ペンの走りも何もかもが段違い。
「消せるボールペン」+「uni(三菱鉛筆)」というブランドを譲れないのであればユニボールREを選ぶようになるだろう。
2020年9月にはフリクションボールに透明ボディが新登場。このペンを含む、他の消えるペンを一蹴しにかかっているんだろうかと疑ってしまうパイロットは抜け目がないと思ってしまう。
▼フリクションボール3スリム・透明ボディ
ユニボールRE3の進化に期待
ここまで正直に左利きの感想を書いたけど、右利きの人には特段問題はないと思う。妻や子どもがそうだったように。
とはいえ、フリクションの独壇場ではいけないし、ライバルとして対抗機種を出してくれるのはカスタマー側としては面白いし、楽しいし、ワクワクする。
おそらく同じような意見は入ってきているだろうから、あのジェットストリームを開発したuni(三菱鉛筆)なら、やってくれるのだと思うし期待。
ただ、本当に左利きの人は他のペンを買った方がマシ。
他の選択肢をおすすめする。