サクラクレパスから「ボールサインiD」という全6色の黒インクが採用されたゲルインクボールペンが登場。
少し投入タイミングが遅かったのかも?とか思うところはあるけれど、サクラクレパスが作り込んで投入してきたのでレビュー。
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ボールサインiD(サクラクレパス)とは?
ボールサインiD(サクラクレパス)の特長は下記。
- 全6色の黒インク
- 新感覚のiD設計
- 2種のボール径
個性をさりげなく表現する6色の黒
他のメーカーからもくすみカラーやビンテージカラーのカラーインクが登場しているんだけど、ボールサインiD(サクラクレパス)はかなり攻めてきている。
それは何かというと、色同士がかなり近しい色になっているということ。
ピュアブラック(黒黒)、ナイトブラック(青黒)、モカブラック(茶黒)、フォレストブラック(緑黒)、カシスブラック(赤黒)、ミステリアスブラック(紫黒)と6色が展開されているんだけど、ナイトブラック(青黒)とフォレストブラック(緑黒)以外はほぼ同じ色と思ってもらってもいいくらい。
かなり攻めたラインナップ。
手にフィットするボディ設計
ボールサインiDの名称は “自分の色を選ぶ”=“独自性(identity)” より付けられている。
軸は6角形と丸形を組み合わせた特別な形状で、6角形の握りやすさはそのままに設計されている。
さらに角が指にあたる部分を丸くすることで、指にかかる負担を軽減させ、より自然に手にフィットするよう工夫が凝らされている。
0.4mmと0.5mmのボール径
ボール径0.4mmがライトグレーの軸色、ボール径0.5mmがダークグレーの軸色でそれぞれ全6色展開になっている。
0.4mmは左利きだと結構引っかかりがあったり、カスレるような時があるのと、ゲルインクボールペンなので、少し描線は太めな印象。
ボールサインiD(サクラクレパス)のスペック
ボールサインiD(サクラクレパス)のスペックは下記。
ボールペン名称 | ボールサインiD |
型番・品番 | 239853~239969 |
インク色 | ピュアブラック ナイトブラック モカブラック フォレストブラック カシスブラック ミステリアスブラック |
ボール径 | 0.4mm / 0.5mm |
全長 | 145.0mm |
直径(グリップ中心部) | 約11.0mm(※本体軸 約11.0mm) |
重量 | 10.1g ※実測(リフィル付) |
方式 | ノック式 |
インク | 単色ゲルインク |
メーカー | サクラクレパス |
ボールサインiD(サクラクレパス)のデザイン&フォト
ボールサインiD(サクラクレパス)のフォトギャラリー。ライトグレー軸が0.4mm、ダークグレー軸が0.5mmのボディとなる。
デザイン&フォトギャラリー
アップショット
ここからはボールサインiD(サクラクレパス)のアップ写真を紹介。パッと見だけではない上質感を見定めてほしい。
リフィル
ボールサインiD(サクラクレパス)のリフィルを紹介。
品名 | ボールサインノック式用レフィル(ボールサインiD用) |
品番 | R-GBN04#49 など |
価格 | 80円(税別価格) |
全長 | 112.0mm |
直径 | 約5.5mm |
重量 | 約2.0g |
材質 | パイプ・先栓:PP、ペン先:ステンレス、ボール:超硬 |
インク | ゲルインク |
ボールサインiDのリフィルは、サラサグランドやエナージェル、ユニボールワンよりもワンサイズ小さい径となっている。
これによって、ボールサインiDにはこのサイズ(約5.5mm)以下のリフィルしか使うことができない。
カスタマイズして使おうと思っている人はリフィルだけ購入して、サラサグランドやエナージェルなどの本体を使うといいだろう。
リフィル交換方法
ボールサインiD(サクラクレパス)の書き味&描線
0.4mmは細めなので、サラサラ書ける感じはしない。左利きだとやや引っかかる感じがある。よくあるあの引っかかりだと思ってもらってよい。
逆に0.5mmはサラサラまではいかないが、普通に書いていける感じ。あまりカスれもないような印象。左利きにはこれくらいがベターである。
カラーバリエーション
ボールサインiD(サクラクレパス)の全6色を紹介。どれも結構似た色で分かりにくいけど、だからこそ他のメーカーよりも主張感が無くて使いやすい印象。
ピュアブラック(ブラック)
ナイトブラック(ブルーブラック)
ミステリアスブラック(パープルブラック)
モカブラック(ブラウンブラック)
フォレストブラック(グリーンブラック)
カシスブラック(レッドブラック)
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
Goodポイント1
このペンの特長でもあるストレート構造と6角形と丸みが加えられ、フィット感を求めたiD設計によって持ちやすさが実現された。
Goodポイント2
ノックとクリップが一体化したデザインがスタイリッシュ。“自分の色を選ぶ”=“独自性(identity)” が再現されている。
Goodポイント3
他のメーカーの黒色と比較すると、青や緑が主張されていないことで、色が目立ちにくいため使いやすい印象。より黒っぽい感じになっている。
良くないところ
Badポイント1
写真でも分かる通り、ペン先に筋が入っていたり、ねじられたような歪みがあったりするものがある。
200円というコストで作られているが故なのかもしれないけど、ちょっと残念感があることは否めない。
Badポイント2
これは写真だけでは伝えづらい部分になるんだけど、ボディがサラサラな感じになっている。そのため、指が乾燥しているとツルツル滑ってしまう。
Badポイント3
ペン先付近を手に持って字を書く人は、ペン先の継ぎ目部分が本体軸と異なるため、指の平に違和を感じるかもしれない。
↓こういう風にペンを持つ人は注意
まとめ(ボールサインiD)
左利きだと文句なしに0.5mmをおすすめする。0.4mmだとインクがのらないのと、線がカスレることがあるので注意してほしい。
それでも細い方がいいならぜんぜん選んでいいと思う。右利きの人はどちらでも問題ないと思う。
デザインに関してはサクラクレパスがいい感じで作り込んでくれているけど、ややチープ感があることはいなめない。
200円だからといいたくなるかもしれないけど、同じ価格帯ならエナージェル インフリーなどもある。
色はピュアブラック以外がいいと思う。暖色が好きならモカブラックやカシスブラック、寒色好きならナイトブラック。レフログ的にはフォレストブラックがいい具合の緑と黒を出してくれると感じている。
あとはリフィル紹介時にちょっと書いているけれど、リフィル(芯)だけ購入して今気に入っている軸に使用するのもいいかもしれない。
▼ボールサインiD(単色ゲルインクボールペン)