1991年にパイロットからロングセラーで販売されている水性ボールペン「Vコーン」の新製品として「Vコーン ノック」が新登場。
実に約30年という間、同じモデルを保ってこれたこともすごいことだけれど、形を変えて新登場させたパイロットもすごい。
そんな歳月をかけて進化した「Vコーン ノック」の0.5mmと0.7mmをそれぞれレビューする。
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Vコーン ノック(パイロット)の紹介
Vコーン ノック(パイロット)の特長は下記の3つ。
- 水性ノック式
- スラスラな書き心地
- 速書きにも耐えるペン
数少ない水性ノック式ペン
水性だとキャップ式が比較的多いところ、Vコーン ノックは名前からも分かる通り、ノック式になっている。
水性インクでは珍しいノック式を採用することで、このペン自体の個性も出してきている感じがする。
しかしながら今はキャップ式よりノック式ボールペンの方が圧倒的に多いことを考えると、当然の流れなのかもしれない。
水性ならではのスラスラ書き心地
水性インク特有のスラスラな書き心地を感じさせてくれる、Vコーン ノック。
キャップ式の書き心地を踏襲し、スラスラ感を低下させないようなパイロットオリジナルのノック式に最適な、低粘度水性インクとなっている。
速書きなんのそのの水性ペン
筆記速度の速い人が気になるであろうインクのカスレ具合だけれど、水性インクなので相当に耐えうるペンであるということは言うまでもない。
そして色も濃く出てくれるのは嬉しいところ。そして従来の液体タイプの水性インクに比べると乾燥性には優れているため、手が擦れても汚れにくくなっている。
とのことだが、後述するが、0.7mmは濃くいい感じであることは間違いない。しかし、インクが大量に出るため書いたあとに擦るとカスレるので注意は必要。
Vコーン ノック(パイロット)のスペック
Vコーン ノック(パイロット)のスペックは下記。
ボールペン名称 | Vコーン ノック |
価格 | 150円 |
ボール径 | 0.5mm、0.7mm |
全長 | 144.0mm |
直径(グリップ中心部) | *.*mm |
重量 | *.*g |
方式 | ノック式 |
インク | 水性インク |
メーカー | パイロット |
▼Vコーン ノック 0.7mm
Vコーン ノック(パイロット)のフォルム
Vコーン ノック(パイロット)の見た目・デザインを紹介。
今回は0.5mmと0.7mmを一緒に紹介していくので、比較もしてみてほしい。
Vコーン ノック(パイロット)-フォトギャラリー
Vコーン ノック(パイロット)のリフィル
品名 | Vコーン ノック |
品番 | LVKRF-10EF |
種類 | 水性インク |
価格 | 100円 |
全長 | 111.0mm |
最大径 | 6.0mm |
Vコーン・キャップ式は直液式なので当然リフィルがない。そのため使い切りとなるが、1本100円なのでぜんぜんコスパは悪くないと思われる。
Vコーン ノック(パイロット)の書き味&描線
Vコーン ノックの描線は0.5mmと0.7mmでこんなに違うのか? と驚いてしまうくらい異なる。
0.5mmはかなり細めで、0.7mmはしっかりとインクと描線が出る印象。
少しカリカリ感を味わいたいなら0.5mmがおすすめである。
ちなみにインクは少し青がかった感じの黒色のインクなので油性などの色とは若干異なる印象。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
良くないところ
感じたことを、どストレートに書くと、Vコーン ノックを買うなら0.7mmがおすすめ。
理由はひとつで、0.5mmだと水性の良さを生かしきれていない感じがする。
水性インクとジェルインクを比較するのはあまりよくないが、参考記事として紹介したエナージェルインフリーと比較してしまうと圧倒的に劣ってしまう。
それが0.7mmになった途端に変化するのが驚き。
左利きでもまったくカスレる雰囲気がない。
水性の良さと書きやすさ、描線がしっかり出る具合といい、0.7mmを選ばない手はない。
ただし、0.7mmは弱点もありインクがよく出るのでインクの乾きが遅く、書いてすぐに手があたるとまずどこかがカスレる。
とはいうものの、左利きの場合で縦書き書写をする場合はまず手があたらないのは嬉しい。右から左に書く場合には注意してほしい。
▼Vコーン ノック 0.5mm
▼Vコーン ノック 0.7mm