文房具店でひときわ目について気になってしまう、ちょっとだけお高いボールペン。今回はそんな中にある比較的ローコストのコクーン(cocoon)/パイロットをレビューする。
今回ももちろん左利きで実際に書いた文字や使い具合を紹介。とんがっていないボールペンは左利きにもとんがらないで!という思いを込めて期待したい。
レフログです。X(旧ツイッター)もやっています。フォロワーさまが1000人突破。みなさまに感謝です。
コクーンはとんがらないボールペン
コクーン(cocoon)の特徴は下記。
- 税抜価格 1,500円という手が届かないでもない価格
- どこまでもシンプル、 どこまでも丸い
- いつも持っていたくなる心地良さ
- 低粘度高発色のアクロインキ
- 回転繰り出し方式
- シンプルに細軸0.7mmの1タイプ
- 31gのずっしり感
ブレン(bLen)は実売価格 165円(税別価格 150円)という価格が魅力。
ゼブラの独自技術”筆記制動の制御”でスラスラ書ける。
デザインには相当凝っており、あまり見ないがシンプルなデザイン。
ペン先までグリップラバーがあるのが特徴で、指に対する引っかかりは強いように感じる。
コクーンのスペック
コクーン(cocoon)/パイロットのスペックは下記。
ボールペン名称 | コクーン(cocoon・BCO-150R) |
価格 | 1,500円(税抜価格) |
ボール径 | 細字0.7mmボール |
全長 | 140.0mm |
直径(グリップ中心部) | 13.2mm |
重量 | 31.0g |
方式 | 回転繰り出し式 |
軸さや | 黄銅・塗装 |
インク | アクロインク(油性) |
メーカー | パイロット(PILOT) |
コクーンのデザイン
コクーンのリフィル
品名 | BRFN-10F |
品番 | BRFN-10F-(B・R・L) |
価格 | 100円(税別価格) |
全長 | 87.0mm |
最大径 | 6.0mm |
インク | アクロインキ(油性) |
ブレン(bLen)同様、リフィルがとても大きい。しかしながらインク量は繰り出し回転式なのもあって、そこまで多い感じの印象ではない。
リフィルの価格は100円(税別)なので、ボールペン価格が1,500円なのを考えると妥当か少し安いように思う。管理人の愛用しているジェットストリームプライムのリフィルは200円(税別)なので、比較すると半額。安い。
コクーンの書き味
アクロインキの性能(?)もあって、左利きの管理人が書いてもかすれや途中で付かなくなるということはなかった。
発色もキレイだと思う。ペン先が細字0.7mmといっているだけあって、0.7mmながらも普通の0.5mm並みの細さを感じる。
後述するが、若干ボールペン先端よりも、上部の方が重いため、ボールペンを立てて書くスタイルの人は、ペンがふらつくかのような印象があると思われる。
実際に文字を書いてみて感じたのは上記に書いたとおり。
0.7mmながらも0.5mmで書いているかのような文字の細さを感じさせてくれる。
左利きだとブレン(bLen)やジェットストリームプライムでも、最初の打ち込み(打ち込み)がかすれるのだが、このアクロインキを搭載しているコクーンではそれがほぼ無いというのは驚き。
書いている最中も、ノート感やカリカリ感がまったくなく、終始ヌルヌル書けるので、シャーペン感があまり好きではない人にはもってこいだと思う。
コクーンの特徴
低粘度高発色のアクロインキ
アクロインキは粘度が従来の1/5に抑えられているパイロット新開発の低粘度油性インク。さらに独自の潤滑剤が配合されておりペン先のボールペン摩擦抵抗を低減することでペン先のボールの回転がスムーズになり、なめらかな書き味とかすれのない濃い筆跡を実現している。もちろん油性インキなので耐水性もある
男性の大人(手小さめ)が持った場合のイメージ。
ペン中央少し上部分が親指と人差し指の間の部分に当たる。
低重心設計
重みが釣り合うのは中央よりもやや後ろ。
先端は結構軽く、上部のやや上に重みを1番感じるような気がする。
この具合は好みが分かれると思う。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
良くないところ
コクーンと左利きの相性
左利きとの相性はとても良いように感じる。
これはコクーンの重量などもあるかもしれないが、アクロインキがマッチしていると言ったほうがいいのかもしれない。
左利きで書きやすさを求めている!
という人にはオススメの1本になると思う。
もう少し価格を抑えたい場合は、最近発売されているアクロ1000や、既存モデルのクーペというのが少し安い価格帯(1,000円)で出ているみたいだけど、それだともう少し手は出しやすいかもしれない。
しかしながら、このコクーンはアクロインキでありながら、このデザイン美、曲線美がウリだと思うので、この価格帯、このデザインで1,500円は正直安いと思う。
ただ、ちょっと怖いのは回転繰り出し式なので、筆圧が強い人だといつか逆戻りしてしまうんじゃないかという不安はある。ただ管理人が1年以上使っていてそういうことは無いので、やや不安ながらも安心はしてほしい。どうしても気になるようならアクロ1000などのノック式を選択するのが無難だと思う。
左利きで、どれを選んでもカスレや書き出しが気になる人は一度このアクロインキ搭載ボールペンを試してみてほしい。
1番安い価格帯のアクロインキ搭載ボールペンは150円(税別)と超リーズナブル。