シャーボシリーズで1番新しい商品が今回紹介する『シャーボNu』である。
ちなみに1番新しいんだけれど、1番安価というシャーボでもある。そのため従来機のシャーボXと比較すると若干劣るところもあるんだけれど、この多機能ペンにしかない(今のところ)唯一のポイントがあるのでレビューしていく。
シャーボNuとは
シャーボNu(SHARBONu)ゼブラの特長は下記。
- シャープ芯がカンタン補充
- しっかりとした重さ
- エマルジョンインク標準
シャープ芯がカンタンに補充できる
これがシャーボNuの最大のポイント。独自のトップインシャープ機構を搭載していること。
本来多機能ペンの場合は替芯部を分解しなければ補充できないんだけれど、それをせずに普通のシャーペン感覚でトップ部分から補充が可能になっている。
▼シャーボX・ST3 トップインシャープ構造ではない通常のシャーボX
約25gという重量感
シャーボXよりも5gほど重いシャーボNu。しっかりとボールペン自体の重さを感じることができ、重さも相まって文字も書きやすくなっている。
▼シャーボX・TS10
ほぼ同じくらいの重量感のあるシャーボXの上級ラインであるTS10
エマルジョンインク標準搭載
通常シャーボXシリーズだと本体のみの販売となっており、インク&シャープが付いていない状態となる。
しかしこのシャーボNuはエマルジョンインク黒・赤、シャープペンシルが最初から標準搭載されている。これはお得感がある。
シャーボNuのスペック
シャーボNuには0.5mmと0.7mmがあるので、細い芯がよければ0.5mmを、太めがよければ0.7mmを選択してほしい。
ボールペン名称 | シャーボNu 0.7mm |
品番 | SB35-BK、SB35-PU、SB35-BGR、SB35-WR、SB35-NV |
ボール径 | 0.5mm、0.7mm |
シャープ芯 | 0.5mm |
全長 | 141.8mm |
直径(グリップ中心部) | 約11mm |
重量 | 25.5g |
方式 | 回転繰出(ロータリー)式 |
インク | エマルジョンインク |
メーカー | ゼブラ |
シャーボNu フォトギャラリー&デザイン
シャーボNu(ゼブラ)の見た目・デザインを紹介
スタンダードフォルム
まずはシャーボNu(ゼブラ) ブラックのひきの写真から紹介。
アップショット
シャーボNuの替芯(リフィル)
リフィルの仕様
シャーボNuはエマルジョンインクが標準搭載されている。その他4Cタイプの油性インクから、同社のジェル(ゲル)インクの各芯径から、自分が好きなものをチョイスできる。
品名 | 4C-0.4芯・4C-0.5芯・4C-0.7芯・4C-1.0芯・JSB-0.4芯・JSB-0.5芯・ESB-0.5芯・ESB-0.7芯・SBXシャープ部機構 |
品番 | R4C4-BK、RJSB4-BKなど、RESB5-BKなど・SB-X-3-B1 |
種類 | 油性・エマルジョン・ジェル・シャープ |
価格 | 100円・160円・160円・300円 |
全長 | 67.0mm |
最大径 | 2.4mm |
替芯方法
シャーボNuはまずグリップ部分を引き抜くことでボールペンを変更することができる。
▼タップすると拡大できます
続いてシャーボNuのトップインシャープ構造部について
シャーボNuの書き味&描線
シャーボNuにはあの大人気ブレン(bLen)でも採用されているエマルジョンインクが採用、しかも標準搭載。
油性インクではないけれど、書きやすさに定評のあるエマルジョンインクを採用しているのは今の流行にのったのもあるのではないかと思う。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
実際に触ってみた感想だけれど、書き味に関しては上述しているけれど、エマルジョンインクなので申し分なし。シャーペンも何ら問題ないと思う。
初めてこの価格感のペンを持つ人には重量感があってそれがどちらに出るかなといったところ。やや重めに感じてしまうかもしれない。
Badポイントでいうと回転繰出式のぎこちなさが気になる。ここに関していうとシャーボXに軍配が上がる。
ペンを切り替える際の滑らかさが圧倒的に違う。これは実物を触って味わってみてほしいところ。STからTSシリーズまであるんだけれど、上がれば上がるほど滑らかになっている。
あとはシャープ芯入れとペン交換が別々なので、交換方法が異なることのストレスが多少気になる。
正直ここは多機能ペンに慣れていれば問題はなさそうな気もするけれど、それはペン好きだからこそ思うことなのだろう。
とにかくすぐにシャープ芯を補充できるというメリットがこのペンにはあるということ。トップインシャープ構造だからこそ、その芯補充の手間が最小限に抑えることができる。
シャーボNuは上質感を演出しつつ、多機能ペンを使ってみたい人に向けて作られている感じがする。
より書きやすく、より芯補充しやすく、というのが考えられているからこそ、最初からエマルジョンインクが搭載されていたり、シャープ構造が通常のシャーペンのように芯補充できるようになっているのではと。
ただ使いやすさと上質感はシャーボXシリーズだと思うので、よく吟味して購入してみてほしい。
▼シャーボNu
▼シャーボX・ST3
▼シャーボX・TS10