サクラクレパスから「ボールサインiD」という全6色の黒インクボールペンが1年前くらいに発売。
各文具メーカーがちょっと高級なボールペンを出しているなか、サクラクレパスからも登場。その名は『ボールサインiD plus』とても潔い名称だと思う。
ちなみにボールサインiDの名称は “自分の色を選ぶ”=“独自性(identity)” より付けられている。
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ボールサインiD plus(サクラクレパス)とは?
ボールサインiD plus(サクラクレパス)の特長は下記。
- 全3色の黒インク
- 安定感UP
- 上質感UP
ちょっと変わった黒を選択
サクラクレパス-ボールサインid plus
https://www.craypas.co.jp/products/ball/001/0141/252310.html
ボールサインiDは全6色だったんだけれど、ボールサインiD plusは全3色展開。おそらく人気の3色に絞られたのだと思う。
幸いレフィルはボールサインiDと同型みたいなのでボールサインiD plusでカシスブラック(レッドブラック)やモカブラック(ブラウンブラック)、ミステリアスブラック(パールブラック)を選びたい人は余分な出費が必要となる。
ペン先が金属製になって安定感UP
ペン先が金属製になったことで程よい重みが加わり、低重心を実現。結果、書き心地も同時に安定感が増している気がする。
もともとレフログは筆圧が強いので、気にはなりにくいけど、持ったときの重さが明らかに違うのが分かる。特に筆圧の弱い人には書きやすくなっているように思われる。
ちょっとずつ良くなって質感UP
クリップ部、本体、ペン先の金型がちょっとずつグレードアップしている。分かりやすいのは2箇所で、艶消しのシルバークリップが艶あり版にバージョンアップ。比べるとツヤッツヤになっているのが分かる。
もうひとつは特長的なペン先の金型である。ただ、ペン立てに差した状態で、パッと見でボールサインiDとplusを見分けるのは困難。
ボールサインiD plus(サクラクレパス)のスペック
ボールサインiD plus(サクラクレパス)のスペックは下記。
ボールペン名称 | ボールサインiD plus |
型番・品番 | 252310 |
インク色 | ピュアブラック ナイトブラック フォレストブラック |
ボール径 | 0.4mm / 0.5mm |
全長 | 145.0mm |
直径(グリップ中心部) | 約11.0mm(※本体軸 約11.0mm) |
重量 | 13.4g ※実測(リフィル付) |
方式 | ノック式 |
材質 | 頭冠・軸:ABS 先栓:真鍮 クリップ:ステンレス |
インク | 単色ゲルインク |
メーカー | サクラクレパス |
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ボールサインiD plus(サクラクレパス)のデザイン&フォト
ボールサインiD plus(サクラクレパス)のフォトギャラリー。グレー軸が0.4mm、ブラック軸が0.5mmのボディ。
デザイン&フォトギャラリー
ノック部が艶ありになったことで少し上質感が増している
シルバー部も光沢感が増しているので、通常のグレータイプとは結構異なる
この角度から見るとボディは四角形っぽいデザインなんだけれど、正確には6角形に丸みが加わった形になる。※以下参考
サクラクレパス-ボールサインiD plus公式サイト
https://www.craypas.co.jp/products/ball/001/0141/252310.html
通常のボールサインiDに比べて光沢感が上がっていることで、全体的に上質感もアップしている
アップショット
ここからはボールサインiD plus(サクラクレパス)のアップ写真を紹介。
ペンを出すとこんな感じに。レフログはちょっと好みではない感じ。できれば段差になっていてほしくなかったところ。
0.4mmと0.5mmはボディ色の違いとロゴ刻印部の表示
手前)ボールサインiD
クリップ部も上質感が異なるのが分かる
リフィル
ボールサインiD plus(サクラクレパス)のリフィルを紹介。
品名 | ボールサインノック式用レフィル(ボールサインiD用) |
品番 | R-GBN04#49 など |
価格 | 80円(税別価格) |
全長 | 112.0mm |
直径 | 約5.5mm |
重量 | 約2.0g |
材質 | パイプ・先栓:PP、ペン先:ステンレス、ボール:超硬 |
インク | ゲルインク |
ボールサインiD plusのリフィルは、ボールサインiDと同じ形となっている。iD plusの製品には3色しかないけれど、通常版のiDのレフィルが使えるため6色まで対応が可能。
ちなみにかの有名なユニボールワンFとレフィルを交換できる数少ないボールペンとなっている。
リフィル交換方法
ボールサインiD plus(サクラクレパス)のレフィル交換は超カンタン。
ボールサインiD plus(サクラクレパス)の書き味&描線
0.4mmの方は、左利きだとちょっと書きにくいかもしれない。結構細いので引っかかりを感じてしまうので、試し書きはしておいた方がGood。
0.5mmの方でも若干書きづらさを感じる。これは通常版であるボールサインiDと変わらないところ。右利きの人が本当に羨ましい次第である。
カラーバリエーション
ボールサインiD plus(サクラクレパス)は全3色となる。今回紹介している2色以外に、ピュアブラックという通常の黒がある。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
Goodポイント1
前作のボールサインiDが進化し、光沢感が増し上質感がアップしているため、チープ感がなくなったところがGood。
Goodポイント2
“独自性(identity)” のあるボディ形状にペン先の独特な形状が追加。独自路線をさらに切り開いてきたデザインが特長的。
Goodポイント3
これは本当に分かりにくい進化なんだけれど、ボディ本体がマット素材になったというところ。前作のBadポイントが解消されているところに驚き。指が滑りにくくなっている。
良くないところ
Badポイント1
Badポイントと言っていいのか分からないけれど、クリップ上部のカラバリ素材を変更はできないので、他のモノに替えるというのはできない。
Badポイント2
これはレフログが個人的に気になっているBadポイント。ペン先の金型がちょっとかっこ悪い。段差がなかったら、と思ってしまう。
まとめ(ボールサインiD)
ボールサインiDと同じなんだけれど、左利きだと文句なしに0.5mmがおすすめ。0.4mmだとインクがのらないのと、線がカスレるので注意が必要。
それでも(左利きで)細い方がよい人は0.4mmを選択するとよい。くれぐれも後悔はしないように、とだけ言っておきたい。
最近、ちょっと良いボールペンが出てきているけれど、まさにそこに乗っかったと思われるボールサインiD plus。400円弱という価格なので、決してボールペンとして考えると安くはないと思う。
それでもこの質感を醸し出し、使いやすさもアップしていることを考えると、ボールペンにそこまで興味がない人からするとギリギリラインの価格設定だと思う。
そこで台頭してくるのは間違いなくユニボールワンFだと思う。手が加えられているところも似ている。
手前)ボールサインiD plus
けれど、質感だけでいうとボールサインiD plusの方が一歩リードしているようにも感じるので難しいところ。
約100円弱の差ではあるが、これがどこまで影響するか分からないけれど、飾っている什器の良さやPRはuniが強いと思う。
メカニカル系が好きな人にはボールサインiD plus、先進的でシンプルなデザインが好きな人はユニボールワンFになってきそう。
甲乙つけ難いけれど、レフログ的にはインク色の幅を持っているボールサインiD plusがおすすめ。ただしBadポイントであるペン先の金型デザインだけはどうにかならなかったかなぁ、と思ってしまうのであった。
▼ボールサインiD plus(サクラクレパス)