静音性を考えられて作られている、ぺんてるの『カルム(Calme)』。田舎だとなかなか見つけられていなかったけど、ようやく発見できたのでゲット。
カルムの単色ボールペンタイプと3色ボールペンタイプをゲットしたのでレビューしていく。
最初に言っておくと、左利きには少々使いづらいボールペンかもしれない。ただ、ハズレを引いている可能性もあるのであしからず。
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カルム(Calme)とは?
カルム(ぺんてる) 0.5mm、0.7mmの特長は下記。
- 静音設計
- 革調グリップ
- 軽量
静音設計のボールペン
ぺんてる公式サイト(カルム紹介ページ)
https://www.pentel.co.jp/products/ballpointpens/oilbased/calme/
従来品と比べて66%低減されているというカルム。静かなノック音が再現できているのは回転子の”受け”が上下両方あることによる模様。
そのせいか分からないけれど、ちょっとノックが重い感じがする。※単色ボールペン
カメラの持ち手風革調グリップ
カメラの持ち手をモチーフにされている革調グリップ。写真で見るほどガタガタした持ち具合ではないので安心してほしい。
実際カメラの持ち手部の革調素材と比べてみたらこんな感じ。もうちょっと目が粗くて凸凹が少ない。
約10.4gとかなりの軽量設計
単色ボールペンでは比較的軽めな約10g、ユニボールワンやボールサインiDよりはごくわずかに重いけど、持った瞬間に軽い印象を受けると思う。
カルム(Calme)のスペック
カルム(ぺんてる) のスペックは下記。
▼単色ボールペン
ボールペン名称 | カルム |
ボール径 | 0.5mm、0.7mm |
全長 | 140.0mm |
直径(グリップ中心部) | 11.0mm |
重量 | 10.4g |
方式 | ノック式 |
インク | 油性インク |
メーカー | ぺんてる(pentel) |
▼3色ボールペン
ボールペン名称 | カルム |
ボール径 | 0.5mm、0.7mm |
全長 | 148.0mm |
直径(グリップ中心部) | 12.0mm |
重量 | 12.0g |
方式 | ノック式 |
インク | 油性インク |
メーカー | ぺんてる(pentel) |
カルム(Calme)のデザイン
カルム(ぺんてる) 0.5mm、0.7mm を紹介
単色ボールペン(カルム)
まずはカルム(Calme)の単色ボールペンの写真を紹介していく。
3色ボールペン(カルム)
次にカルム(Calme)の3色ボールペンの写真を紹介していく。
カルム(Calme)のリフィル
カルム(ぺんてる) 0.5mm、0.7mm のリフィルを紹介。
品名 | 単色ボールペン用 替芯 |
品番 | 0.5mm 黒 XBXM5H-A 赤 XBXM5H-B 青 XBXM5H-C 0.7mm 黒 XBXM7H-A 赤 XBXM7H-B 青 XBXM7H-C |
全長 | 107.0mm |
最大径 | 3.0mm |
品名 | 多色・多機能用 替芯 |
品番 | 0.5mm 黒 XBXS5-A 赤 XBXS5-B 青 XBXS5-C 0.7mm 黒 XBXS7-A 赤 XBXS7-B 青 XBXS7-C |
全長 | 99.0mm |
最大径 | 3.0mm |
リフィル交換方法
カルム(Calme)単色ボールペンと3色ボールペンの替芯方法を紹介。どちらもカンタンに交換できる。
カルム・単色ボールペンの替芯方法
カルム・3色ボールペンの替芯方法
【まとめ】左利きが実際に使ってみて
良いところ
良くないところ
書き味&描線
カルム(Calme)は油性インクというのも相まってか、0.5mmと0.7mmの線幅差があまり無い感じ。
もし細めが良ければ0.5mmを、少し太めが良ければ0.7mmを、程度で買い分けていいと思われる。
0.7mmの青ボールペンもいまいちな感じ。書き出しに弱いようで、最初の『ノック』の”ノ”を見てもらうと分かるように、途中からでもカスレるのは結構困ってしまう。他にも角度などによって絶妙にカスレてしまう場合や、文字切れが発生してしまう。
まとめ
ぺんてるのボールペンで、結構いい感じでPRされていたので期待はしていたんだけれど、肝心なインクの付き具合が良くなかったのが残念。
静音性よりも何よりも書く道具なのを考えると、この点は譲ってはいけないと感じる。
あくまでたまたまハズレを引いてしまったのかもしれない、左利きのレフログのせいでもあるけれど、ボールペンって新製品などは一期一会だとも思うので、こういう点は大事だと感じている。
静音性に関しては、まったく音がなくなっているわけではないので正直普段教室や筆記が必要なシチュエーションだとなかなかそういうシーンにめぐり会えないかもしれない。
逆に用途シーンの少ない、図書館などで静まり返っているようなところではいいのかも?それでも動作などでは音がでるので、実際どうなのかなとは感じる。
言ってしまうと音が気になるときって自分も気になるけど、他の人の音も気になるので、他の人もカルム(Calme)に変えてしまわないといけないのではないだろうか、と。
あとはデメリットでも書いているノックが若干重いというところ。形状もあると思うけど、単色ボールペンの場合、普通の押したら出るだけのボールペンと比べて、クリップ一体型は圧倒的にボールペンが出しづらい。
それに加えて若干ノックが重いときているため、使いやすさでいうと使いにくい部類に入って来る印象。これなら潔くノック上部の凹みを無くしてしまっておいた方が、親指の先も痛くないのでいいと思ってしまうのが正直なところ。
そして価格帯的にも相手になるのがおそらくブレン(ブレン3C)などになってくることを考えると、なかなか難しいのではと思ってしまう。
エマルジョンインクを搭載するブレンに軍配が上がってしまうのは間違いなく、同じ油性でもジェットストリームとも比較になってしまうと、書きやすさでは敵わないという状況になってしまうという始末。
一矢報いるために考えられた静音性を重視する人にはおすすめだが、左利きの人にはおすすめできないので、必ず試し書きをしておいてほしい、そんな1本。
▼カルム(Calme)単色ボールペン
▼カルム(Calme)3色ボールペン