【ユニボールワンP】可愛いすぎる短寸の代償は大きいペンをレビュー

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆) ボールペン
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uni(三菱鉛筆)から『ユニボールワンP』というボールペンが2023年3月15日に新登場。

ユニボールワン → ユニボールワンF と目覚ましい進化を遂げて人気を博しているこのシリーズなんだけど、ここにきて変わり種を投入してきた。

それがずんぐりむっくりの短寸ボールペンの『ユニボールワンP』。上質感となめらかな書き味にころんと可愛い、小さなペンを紹介していく。

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ユニボールワンPの特長

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)

ユニボールワンPの特長は下記。

・小さいサイズ感
・淡めのカラーリング
・なめらかな書き心地

11.7cmという短寸フォルム

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
左)ユニボールワンP・11.7cm
右)ユニボールワンF・13.9cm

ユニボールワンPは、“ころんと、可愛い。”がキャッチコピー。ぽってりとした愛らしいフォルム。名前のうしろに付いている「P」は「Pocket」の頭文字らしい。

ほんのりと甘いキャンディーをイメージしたカラーリング

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンP 公式サイト
https://www.mpuni.co.jp/company/press/20230228-53028.html

ユニボールワンPの世界観にマッチさせるため、ほんのりと甘いキャンディーがイメージされている。カラーリングは全8色で、『みかん、コーヒー、ソーダ、もも、はっか、バナナ、ヨーグルト、ぶどう』とパッとイメージしやすいものから、そうでないものがカラー名称として使われている。

濃くくっきり書けて、なめらかな書き心地のインク

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンP 公式サイト
https://www.mpuni.co.jp/company/press/20230228-53028.html

ユニボールワンの最大の特長といってもいいと思っているほど良いインク。濃くはっきり書けるというだけでも十分なのに、なめらかで書きやすいという利点まで持っているインク。

ユニボールワンPのスペック

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンP
手前)ソーダ  奥)バナナ
ボールペン名称uni-ball one(ユニボール ワン)P
品名UMN-SP-38、UMN-SP-05
軸色0.38mm
みかん、コーヒー、ソーダ、もも、はっか

0.5mm
バナナ、ヨーグルト、ぶどう
インク色
ボール径0.38mm、0.5mm
全長約117mm
直径(グリップ中心部)14mm
重量13.9g(実測)
インクゲルインク(ユニボールワンインク)
メーカーuni(三菱鉛筆)

ユニボールワンPのカラーリング

バナナ(0.5mm)

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンP・バナナ(0.5mm)
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
金属製の先口金(スタビライザー)は今回のユニボールワンP専用設計、ユニボールワンFと比べるとだいぶ大きくなっている
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
”ぽてっところん”とした可愛らしさを感じることができる形状
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ワイヤークリップも短寸でユニボールワンP専用設計になっている
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンF同様、ユニボールワンPもバインダークリップになっているんだけど、この仕様だけでも割れにくかったりするのはGood
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ワイヤークリップ部に「uni」のロゴが刻印されている
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ノック部がユニボールワンシリーズの中で1番大きい。指の先に接する面が広くなるので力がかかりやすく、気持ち軽めにノックできるのは嬉しい。そしてこれだけ大きい(広い)理由がもうひとつあって、それはもう少し読み進めた比較部分の内容を見てもらいたい。
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
0.5mmは3色、0.38mmは5色展開
最近ボール径が細くなっているものをよく見かける気がする

ユニボールワンPとFを比較

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
手前)ユニボールワンP
奥 )ユニボールワンF
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンPのグリップ部を外すとこのような感じ
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンFと比較すると、ユニボールワンPはかなり引っ込んでいるのが分かる
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
これだけユニボールワンPが引っ込んでいる理由は、ノック部分の中が空洞になっていて、その中までリフィル(替芯)が入るようになっているため。このスタイルを作りあげるために、よくここまでしたな、と思う。それもあってノック部があんなに広く作られているのが関係してくる。
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
グリップ部は相当に長さの違いが出ている
ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
実はユニボールワンPの方が本体部は長い設計になっている

レフログ的 ユニボールワンP レビュー

良いところ
  • 見た目が可愛い
  • 主張感が少ない
  • ノックしやすい

見た目がめちゃくちゃ可愛いのはもう間違いなく、これに尽きるといっても過言ではない。

色みについても原色に近いような色合いを使っていないので、デスクに転がっていたりしてもそこまで主張感がないのは良いポイント。

たまにノックが硬いボールペンがあると思うけれど、これもユニボールワンPの大きなノック部が相まって、ノックしやすいのもとても良い。

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
ユニボールワンP
良くないところ
  • 重心が微妙で書きにくい
  • 持ちにくい
  • 価格が高い

と、ここまではいいんだけど、ユニボールワンP自慢の短寸の可愛いには代償を伴っているということ。

レフログ家の全員がこのユニボールワンPを持つまでは『かわいい~』と言っていたのに、持った瞬間に『持ちにくい』と言ったことがそれを物語っている。

こんな可愛いボールペン、本当に面白い発想とコンセプトなんだけど、持った瞬間に異変を感じてしまうのはいかがなものか。

そして実際に文字を書いてみると、『書きにくい』という言葉まで出てきてしまい…、これは何とも厳しい初使用の感想。

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
女性が手に持ったときのイメージ

どこへでも持っていきたくなるPocket(ポケット)のPも分からなくはないけど、まずこの太さだとポケットに入れても微妙だし、持ち運びもしにくいし、という感じでレフログは『ん~・・・』と思ってしまう。

そしてとどめの1本 550円(税込)という価格
いや高いでしょ。と言わざるをえない。ユニボールワンFが1本 330円(税込)ということを考えると、同じか100円くらいの差にしてほしかったと思ってしまう。

ユニボールワンP(uni・三菱鉛筆)
軸の太さ、本体の長さでこんなにも対極の印象になるとは…

これが可愛さの代償
昔とある人に「冬場にスカートを履いて寒くないんですか?」と聞いたことがあるんだけど『寒いに決まってる! この可愛いスカートのために我慢してるんだ』と思いっきり言われたことを思い出してしまったくらいである。

正直レフログ的には、単に文字を書くためのボールペンとして購入するのであれば、ユニボールワンFをおすすめしたい。

しかしながら、そんなの知ったこっちゃない。可愛いものを使うんだ! という人には間違いなくおすすめしたいし、550円の価値はある。

理由はただひとつ。
小さくて可愛くて、こんなボールペン他にはないから。それだけ、それだけで良い。

たかが文具、されど文具。
日々の生活の中で『かわいい』を満たしてくれるのは、身の回り、デスクの上にある文具やインテリアたち。
より充実した生活を送るため、直感を大事に欲しい文具を手に入れてほしい。

▼ユニボールワンP

▼ユニボールワンF

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