消えるボールペンの代名詞「フリクション」。グリップが木製のタイプに新色が登場した。それが「フリクションボール4 ウッド」のボルドーとコーラルピンクのカラーである。
ただ、このウッドタイプは少々価格が高いのがネック。
フリクションボール3ウッド 2,000円(定価)
フリクションボール4ウッド 3,000円(定価)
と、通常のフリクション(800円)の2~3倍となっている。間違いなくフリクションシリーズではまさに最高クラス。(※一応フリクションビズという高級ラインもあるんだけど、何かあればフリクションじゃない気がしている・・・) ペンとしては高級なため贈答品要素が強いかもしれないけれど、購入したのにはワケがある。
実はレフログ妻がフリクションの超ヘビーユーザーなんだけど、だいたいノーマルフリクションを1年経たないうちに再購入している。
そこにはノーマルフリクションのとある欠点があったんだけれど、今回の「フリクションボール4 ウッド」なら、その問題を解決できるのではないのかと思い購入してみた。
あとはこれがその問題と合わせて解決できるかどうか、というのを合わせてレビュー。同じ症状でお悩みの方への耳寄り情報になればこれ幸い。
※注)記事中に木製グリップという表記をしていますが、正確には木製素材と金属素材を組み合わせたグリップになります
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フリクションボール4 ウッドとは?
消えるボールペンの代名詞といっても過言ではないフリクション。その4色タイプ+木製グリップがこの「フリクションボール4 ウッド」。
開発までに30年以上の月日をかけられて開発されたフリクションインキ。「フリクション」シリーズは累計販売本数20億本を突破している、超絶人気の消えるボールペン。
フリクション(Friction)とは、英語で「摩擦」「衝突」や「こする」「摩擦する」等を意味しているようだ。
おそらくここから名称がきてるのだと思われる。
フリクションボール4 ウッド(パイロット)の紹介
フリクションボール4 ウッド(パイロット)の特長は下記の3つ。
- 消えるボールペン
- 気品漂う色合い
- 木製グリップ
消えるボールペンの王道
「消えるボールペン」で間違いなく王座に輝いているパイロットの「フリクション」。
温度変化によってインクが無色になることで、インクが消えたように見える仕組み。他にも同じようなペンでいうと、三菱鉛筆(uni)「ユニボールRE3」が存在。
ちなみに三菱鉛筆のユニボールRE3は最強最悪に左利きと相性が悪いのでまず買わない方がいい。見た目はいいんだけれど、それに騙されないように注意してほしい。
ちなみに右利きのレフログ妻からも不評の太鼓判が押されたところ。追い打ちでフリクションボール4 ウッドを購入したことで戦線離脱となった迷器。
気品漂う絶妙な色合い
今回の新色が登場してから、このカラーしかないでしょ!って思うくらい絶妙な色の組み合わせで、気品漂うカラーリングに仕上がっている「フリクションボール4 ウッド」のボルドーカラー。
ちなみにコーラルピンクはゆるふわ系のような感じを受ける優しいカラーリングに仕上がっている。どちらも美しいのは言うまでもない。
ウッドタイプの真骨頂・木製グリップ
樹脂浸カバ材を使用されているので、無垢材ということになるんだけど、同じ木目はおそらく存在しておらず、質感もよくグリップの中央に丸み(凹み)があるため持ちやすさも兼ね備えている。
レフログ的にはここが1番のおすすめの部分。
フリクションボール4 ウッド(パイロット)のスペック
フリクションボール4 ウッド(パイロット)のスペックは下記。
ボールペン名称 | フリクションボール4 ウッド |
価格 | 3,000円 |
ボール径 | 0.5mm |
全長 | 145.0mm |
直径(グリップ中心部) | 13.8mm |
重量 | **.*g |
グリップ部 | 樹脂含浸カバ材 |
方式 | スライドレバー式 |
インク | フリクションインク |
インク色 | 黒・赤・青・緑 |
メーカー | パイロット |
フリクションボール4 ウッド(パイロット)のフォルム
フリクションボール4 ウッド(パイロット)の見た目・デザインを紹介。今回紹介するのはボルドーというカラー。もうひとつの新色はコーラルピンクで、やさしめカラーとなっている。
パッケージ
フォトギャラリー
ノーマルショット
まずはフリクションボール4 ウッドを、ちょっと引きぎみで紹介。
アップショット
続いてフリクションボール4 ウッドに近づいたバージョンを紹介。
フリクションボール4 ウッド(パイロット)のリフィル
品名 | フリクションボール多色用替芯(LFBTRF) |
品番 | LFBTRF30EF-3(B・R・L・C) LFBTRF12EF-G |
種類 | フリクションインキ |
価格 | セット300円、グリーンのみ120円 |
全長 | 87.5mm |
最大径 | 3.6mm |
フリクション専用インキ(なぜか表示がインクじゃない)なのでもちろん専用設計。ボール経が大きいため、ジェットストリームインクなどには差し替えができない。
リフィル(芯)の交換方法
フリクションボール4 ウッドのリフィル変更方法は基本的な多色ボールペンと同じでカンタン♪
フリクションボール4 ウッド(パイロット)の書き味&描線
水性インクなので書き味は悪くない。ジェットストリームみたいなスラスラ感はないけど、そこは気にしなくていいと思う。消せるだけで十分に威力を発揮している。
その他、書き味については以下記事を見てみてほしい。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
「消せる」という最強の武器。
これ以上でも以下でもなく、考えた人(そして開発した人)は本当に神だと思う。
ちなみに妻曰く、「消せる」じゃなくて「書き直せる」なんだとか。毎日使い倒している妻からすると、予定は変わるので、「書き直せる」ことが重要なんだとか。
うむ。これには納得。
良くないところ
ボディデザインはストレートながら、至って普通なので、そこまで持つ楽しみなどは感じにくいと思う。そういう意味ではフリクションボール3や4の高級ラインをもっと充実させてもいいのかもしれない。と勝手に思っている。
欠点をなくせる可能性があるフリクションボール4 ウッド
グリップが朽ちる
フリクションボールのグリップ耐久力は大きなBadポイント。これはグリップがラバーなので致し方ないのかもしれないが、1年くらいでボロボロになってくるので覚悟しておいてほしい。
そんな経験あるあると思っている人がいるのでは?
ネジが緩んでくる
そしてノーマルフリクションのもうひとつの大きなBadポイントがグリップ部とボディ部のネジが緩んでくるということ。
これがあるが故に写真の真ん中のような状態になってしまう。しかも上記で紹介しているふたつが1度にきたりするから、もうどうにも買い替えになってしまうのである。
そんな経験あるあると思っている人がいるのでは?
欠点をすべて解決するフリクションボール4 ウッド
この前紹介した透明ボディもいいんだけれど、3ヶ月でやや黄ばみが出てきている。太陽光などにも当たっているので経年劣化もあるが、消耗劣化もある。写真奥のフリクションはもう酷い状態で・・・。
そんな悩みを解決してくれる(可能性を秘めている)のが今回紹介している「フリクションボール4 ウッド」。
木製グリップなので朽ちることがなく、経年劣化が楽しめるペンへ進化。そして木製グリップのベースが金属製のため、ボディとの緩みが最小限に抑えられる。
問題はこのボディがどこまで耐えられるのかという点に尽きる。そこについては1年経ったときにレフログ妻にヒアリング予定。
元々フリクションボール4であれば800円と高価な部類なんだけど、1年でさようならするくらいなら、ちょっと高いけど約3.5本分買ったと思って、ノーマルバージョンでは味わえない気品さと、使う度に起こる満足感をぜひ体感してほしい1本。
それでもちょっと高いし、自分用としては・・・、と思われている人へ。
贈答品としては適しているくらいの価格だと思うので、フリクションをお使いの奥さまがいらっしゃる旦那さまには、ぜひともおすすめしたい。
母の日やハッピーサプライズでプレゼントすると、保証はできないけど、かなり喜んでくれる(と思う)。ヘビーユーザーであればなおさら。
注)もちろん自分用ならテンションが上がることは間違いない
▼フリクションボール4 Wood(ウッド)
▼フリクションボール4(ノーマル版)