世界初プラスチック万年筆「プラマンJM20」に40周年記念カラーを全色レビュー

プラマンJM20(ぺんてる) ボールペン
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ぺんてるから世界初のプラスチック万年筆として誕生した「プラマン(JM20)」から40周年を記念した特別なインクが新登場。

今まで黒や赤は見かけたことがあったのだけれど、たまたま特別記念インクのバーガンディカラーを見つけたので購入。

紙とペンの角度や強弱の付け方によって、さまざまな描線を見せてくれる「プラマン」を紹介する。

【更新情報:6/7(日)】
気に入ってしまったので全色入手。インク色や描線を追加。

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プラマンJM20とは

プラマン(JM20)限定カラー
左から、オリーブグリーン、セピア、ブルーブラック、ブルーブラック、ダークグレイ、ターコイズブルーの順

プラマンJM20(ぺんてる)の特徴は下記。

  • 万年筆のような水性ペン
  • 自由自在の描線
  • 海老茶色のボディ
  • 限定版は特別インク

万年筆のような水性ペン

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念 限定カラー

1979年に「世界初のプラスチック万年筆」として誕生したプラマン。

水性ペンになっているのでとても書きやすく、万年筆のような書き味を再現している。

使い捨てタイプなのでリフィル交換は行えないが低価格で販売されているのが嬉しいところ。

やじり型のペン先で自由自在の描線

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)のペン先はやじり型

ぺんてる独自「やじり型」のペン先で、サラッと滑らかに書けるのがプラマンの特徴。

ペンを立てて書くと細く、倒して書くと太い線がそれぞれ書けるので1人2役のようなイメージで使える。

0.4mm~0.7mmの間で自由自在に描線の強弱を付けられるのが面白いペンでもある。

海老茶色のニューレトロなデザイン

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)はキャップがレトロ
シルバー部分にPulamanのロゴ入り

プラマンJM20のボディは何とも言えない海老茶色。デザインにも言えることだが、ちょっと好みではない・・・。

特にキャップの主張が激しいように感じてしまうのは私だけだろうか・・・。キャップはカラーインジケーター付きで、インクの色が分かるようになっている。

しかしながら40年間デザインが変わっていないことを考えるとそれは単なる好き嫌いであろう。

ちなみに1979年から変わらないデザインが評価され、ロングライフデザイン賞(グッドデザイン)を受賞している。

40周年記念モデルは特別インクを採用

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
今回紹介するのはプラマンJM20のバーガンディという紫色

プラマンJM20の40周年記念モデルは特別インクが展開されおり、以下6色となる。

バーガンディ、ブルーブラック、オリーブグリーン、ダークグレイ、ターコイズブルー、セピア

今回ゲットしたものはバーガンディという紫色なのだけれど、次はどこで買えるのか?とちょっと不安にもなっている。

↑不安を払拭してくれる嬉しい情報が入った。
特別記念インクが定番化したとのこと。

プラマンJM20のスペック

プラマン(JM20)限定カラー

プラマンJM20(ぺんてる)のスペックは下記。

ボールペン名称プラマンJM20
価格200円(税抜価格)
ボール径0.4~0.7mm
全長142.0mm
直径(グリップ中心部)11.0mm
重量11.0g
方式キャップ式
インクなし
※使い切りタイプ
メーカーぺんてる(pentel)

プラマンJM20の紹介

フォトギャラリー

プラマンJM20(ぺんてる)のバーガンディを少し引きからキャップを付けた状態で紹介

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20はキャップを付けると、かなり大きめに感じる
おそらくこれはロディア「スクリプト」のあとに触ったからなのもあると思われる
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
サイドビュー
ボディはストレート構造。海老茶色が筆を使っているかのような印象を与えてくれる
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)・キャップを付けた時
サインペンのようなデザインを受ける
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20はキャップを付けると少し大きめなので安定感があり、文字が書きやすいように感じる
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
ペントップを下にしたビュー
キャップのシルバー部分は主張が強めに感じる
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
斜め(ダイアグナル)ビュー
キャップのカラーインジケーターとペン先の色が同じになっている
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20・サイドビュー
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)・40周年記念 バーガンディ
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)・真上からのビュー
ものすごく長くストレート

カラーバリエーション&描線

気にいっちゃったので全色そろえてしまった。
というわけでインクと描線イメージを追加。
色の参考にしてほしい。

プラマン(JM20)限定カラー

【限定カラー】バーガンディ

プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:バーガンディ)
プラマン(JM20)限定カラー
「バーガンディ」とは?
フランス語「ブルゴーニュ」の英名。 ブルゴーニュと言えばワインの名産地。 バーガンディカラーはフランスのブルゴーニュ産ワインのカラーが由来
プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:バーガンディ)の描線

【限定カラー】セピア

プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:セピア)
プラマン(JM20)限定カラー
「セピア」とは?
イカ墨のこと。(驚き)ギリシア、スペインやイタリアなど一部の国ではコウイカそのものをも指すらしい。
耐光性・耐水性のあるイカ墨由来のインクが漬けペン用として長く使われておりその色味についてセピア色と呼ばれていたらしい。
プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:セピア)の描線

【限定カラー】ブルーブラック

プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:ブルーブラック)
プラマン(JM20)限定カラー
「ブルーブラック」
濃い青色。藍色といえば分かりやすいかも。
最近流行りのインクカラー。
プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:ブルーブラック)の描線

【限定カラー】オリーブグリーン

プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:オリーブグリーン)
プラマン(JM20)限定カラー
「オリーブグリーン」とは?
未熟なオリーブの実の色に見られる、暗い緑みの黄色。
少量の黒を黄色に混ぜると作ることができるらしい。(嬉しい発見)
このような名前になった時期は古く、中英語に出てきたことしかわかっていないそうだ。
プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:オリーブグリーン)の描線

【限定カラー】ダークグレイ

プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:ダークグレイ)
プラマン(JM20)限定カラー
「ダークグレイ」
深みのあるグレー。濃いめのグレー。
プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:ダークグレイ)の描線

【限定カラー】ターコイズブルー

プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:ターコイズブルー)
プラマン(JM20)限定カラー
「ターコイズブルー」とは?
緑がかった青色。ターコイズは一般的に明るい青緑色であるが、青みが強いトルコ石はターコイズブルーと呼ばれるらしい。
プラマン(JM20)限定カラー
プラマン(限定カラー:ターコイズブルー)の描線

▼ブルーブラックでの縦書き

プラマン(JM20)限定カラー

アップショット

ここからはプラマンJM20(ぺんてる)のバーガンディをややアップ気味で紹介。

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
インジケーターの主張が激しいキャップ
パッと見てしっかりと色が分かるのが特長
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)・ペントップ?
ペン先と逆の部分はシンプル。こちらもインク色と同じ色になっている
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
キャップ部分の製品シール
プラマンの文字とインク色「バーガンディ」というのが分かるようになっている
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20(ぺんてる)はストレートボディ
そういう意味ではレトロも悪くない
個人的に気になるのはキャップなのかも?
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンJM20のペン先はプラスチックでやじり型
この部分に作り手側の思いが詰め込まれている
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
プラマンのペン先のアップビュー
ペン先を包んでいる紫部分のパーツが上下で長さが異なる
プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念
この角度側の方が紙との接地面が広いため、線が太く書ける
逆にペンを立てていくと接地面が狭くなるので、線が細くなる

リフィル交換の方法

プラマンJM20はリフィル概念がない使い捨てタイプ

なくなったら再購入となるので、実質200円(税別)となるので痛くはなさそう。

ただし、使い慣れたペン先を変えるのは少し悲しいような気はしてしまう。

大きさ(長さ)のイメージ

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念

比較対象が若干悪いのかもしれないが、ミニマルデザインのロディア「スクリプト」と比較してみた。

見ていただくと分かるように、キャップを付けた状態で約4cmほどの差がある。

逆にこれくらい大きいからこそ、書きやすいという意見もあるのかも。

ただ私は普段キャップを外す派なので、もう少し短くなる。

▼ミニマルデザインなのに抜群のフィット感があるロディアのペン

【まとめ】左利きが実際に使ってみて

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念

良いところ

  • 万年筆感覚を味わえる
  • カスレない
  • 描線の自由度が高い

プラマンJM20はプラスチックでありながら、万年筆のようなペン先を再現されていて、ぺんてるの職人の想いが込められている1本だと思う。

そして水性なのでまったくカスレない。これは相当に嬉しいペンであることは左利きとして感じる。

描線の自由度が高いので、書写やイラストには向いている。書いていて楽しいので、書写の本を買って、文字がもっとうまくなりたいと思うくらいだ。

良くないところ

  • 左利きだと書き始めは難しい
  • デザインが・・・

ぺん先が万年筆のような構造なので、左利きだとどうしても書き始め(打ち込み)が当然難しい。

これは左利きあるあるなので、だいたいお察しいただけると思われる。

あとはデザインが・・・というのはあるが、これはあくまで個人的な好みの問題であろうかと。

40年同じデザインが保たれているということは、それだけ完成度も高いということなので、単なる杞憂と思っていただければと思う。

まとめ

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念

独特な書き味を感じさせてくれるプラマン。力加減ひとつで描線に強弱を付けられるのは嬉しい。

なにせ左利きで筆ペンを使いこなすためには、非常に高度な技術を要するため、太い側の最大幅がプラマンによって制御してくれることがありがたいところ。

プラマンJM20(ぺんてる)40周年記念

同ぺんてるのサイトでは「全方位万年筆」とも言われており、どの角度からでもインクが付き、自由に書くことができる。

なお、使っていくうちに自分好みに馴染んでくるのもこのペンの特長でもあるそうだ。

まだまだ使い始めだが、これからどんどん使っていきたいと思えるペン。

1本は持っておいて損はないと思う。

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