消せるボールペンで大人気のフリクションに、“濃く・長く”書ける次世代モデル『フリクションボールノックゾーン』が登場。
フリクションはシリーズが多く、
「フリクションボールスリム038」
「フリクションライト ナチュラルカラー」
「フリクションボール4」
「フリクションボール3スリム・透明ボディ」
「カラフルフリクションボール3スリム」など、いろいろなフリクションが発売されているので、自分にあった消せるボールペンをチョイスしてほしい。
なお、今回登場した『フリクションボールノックゾーン』の1番上のグレード(マーブルグリップタイプ)だと、レフログ妻が好んで使っている『フリクションボール4ウッド』と同等の価格で高級仕様になっている。
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フリクションボールノックゾーンとは?
フリクションは開発までに30年以上の月日をかけられて開発された消えるボールペンとして誕生し、シリーズ累計販売本数20億本を突破している、超絶人気の書き直せるペンである。
そして今回登場した『フリクションボールノックゾーン』は、より濃い筆記、インキ容量の増加を望む声に応えて作られた次世代モデルのフリクションである。
フリクションボールノックゾーンの特長
ZONE TECHNOLOGY(ゾーンテクノロジー)を搭載
Ver.2(バージョン2)レフィル搭載
より濃い筆跡やインキ容量を増やしてほしいという声に応え、“濃く・長く” 書ける新開発の「プレミアムフリクションインキ」を採用した金属レフィルが搭載されている。
この「プレミアムフリクションインキ」は従来の「フリクションインキ」よりインキ濃度をブラックで30%、レッド、ブルーで15%高められており、濃く視認性できる文字が書けるようになった。
▼実際に書き比べたら分かるんだけど、ぜんぜん色の濃さが違う
また、金属レフィルが採用されたことでパイプの厚みが薄くなることで、従来レフィルに比べて1本当たりのインキ容量が約70%も増えて、筆記距離も約40%ほどアップした模様。
パイロット公式サイト フリクションボールノックゾーンより
https://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionballknockzone/
チップホールドシステム
ペン先に新開発された「チップホルダー」が装着されている。ペン先の繰り出しに合わせて三又形状の特殊パーツがペン先をしっかりと掴むことで、ペン先のガタツキを抑制して、安定した筆記ができるようになっている。
ノイズカットノック
内部パーツにバネを追加することで衝撃を和らげているのだとか。従来品よりもノック音を約80%弱もカットされている模様。最近カルムとかブレンとかノック音が静かなので、それを真似たんだと思われる。
レフログはノック音は実際そんなに気になっていないので、これはあってもなくても、という感じ。
フリクションボールノックゾーン(パイロット)のスペック
フリクションボールノックゾーン(パイロット)のスペックは下記。
ボールペン名称 | フリクションボールノックゾーン |
品番 | LFBKZ-3SEF LFBKZ-2SEF LFBKZ-50EF LFBKZ-50F |
価格 | 550円~3,300円 |
種類 | ゲルインキボールペン |
サイズ | 最大径φ 11.4mm 全長 150mm |
ボール径 | 0.5mm(極細) |
重量 ※実測 | LFBKZ-3SEF(?) LFBKZ-2SEF(22.0g) LFBKZ-50EF(14.5g) |
軸さや | 樹脂 ラバー |
方式 | クリップスライドノック式 |
インキ | プレミアムフリクションインキ(水性ゲルインキ) ※完全消色温度/65℃前後 |
インキ色 | B(ブラック) |
替芯 | LFBKRF50EF |
▼フリクションボールノックゾーン(マーブルグリップタイプ)
▼フリクションボールノックゾーン(木製グリップタイプ)
▼フリクションボールノックゾーン(ラバーグリップタイプ)
フリクションボールノックゾーン(パイロット)のフォルム
パッケージ
フリクションボールノックゾーンは上位グレードの木製グリップからパッケージに入っている。
ペン本体ギャラリー
フリクションボールノックゾーン
LFBKZ-50F-AB(ブラック)
フリクションボールノックゾーン
LFBKZ-2SEF-DR(ディープレッド)
LFBKZ-2SEF-DR & LFBKZ-50EF-AB
ラバーグリップタイプと木製グリップタイプを見比べてみてもらえればと思う。550円と2,200円と4倍の価格差。長く同じボディを使うことを考えるなら木製グリップタイプがおすすめ。
フリクションボールノックゾーン(パイロット)のリフィル
このプレミアムフリクションインキは2本セットで550円とかなりボールペンとしては高めの設定。もともとフリクションインキは替芯が高いのと、”消せる”という点が要因だろう。
替芯 | 0.5mm LFBKRF50EF 0.7mm LFBKZ-50F |
種類 | プレミアムフリクションインキ(水性ゲルインキ) |
全長 | 約111mm |
最大径 | 約6mm |
左利きが実際に使ってみてのレビュー
写真では分かりにくいかもしれないんだけど、確実に旧フリクションインキよりは濃いので、今までフリクションの黒がちょっと薄いなぁ、と思っていた人にはおすすめできるのではと。
良いところ
「消せる」という最強の武器。
これ以上でも以下でもなく、フリクションを考えた人(そして開発した人)は本当に神。
ちなみに妻曰く、「消せる」じゃなくて「書き直せる」なんだとか。毎日使い倒している妻からすると、予定は変わるので、「書き直せる」ことが重要らしい。
今回発売されたフリクションボールノックゾーンの木製タイプと樹脂タイプはグリップ部が金属製なのもあって、ラバータイプだと本体重量が14.5gで木製タイプだと22.0gと、心地よい重さを感じさせてくれる。
逆にラバーグリップタイプは軽めなので、重いペンが好みでない人にはこちらを、心地よい重量感がほしい人は木製グリップタイプを選ぶことができるという選択肢が生まれることは嬉しいポイントではないかと思う。
良くないところ
他のふたつは別に仕方ないだろうと許容できる範囲のことではあるんだけど、これだけはどうしても気になって不快になった点。
クリップをスライドするときにノックを親指のひらで行うんだけど、このときに当たる角がすごく気になって不快な感触を覚えたのであった。若干ではあるけど角度を誤ると角が直撃してしまい痛みを伴う感じなのが難点。切に改善してほしいとまで思った。
慣れればどうにかなるかもしれないと思えないレベルだったので、一応売り場で他のフリクションボールを見てみたけど、どれも同じようなクリップスライドだったので、これはこういう仕様なのか・・・と思ってしまった。
手前)フリクションボールノックゾーン
ちなみにフリクションボール4などの多色タイプはスライドノックが丸みを帯びているので、これ(角)がないのですごく感触が良い。
まとめ
今回フリクションボールノックゾーンの上位グレードを購入してみたんだけど、思ったよりは品質が高くて良かったかなという感じ。
ちなみにディープレッドにした理由はレフログ妻にあげるため。前にあげたフリクションボール4ウッドも木製部分がディープレッドだったのでセットになるなと思ったのがあった。
今回のグリップもウッド同様でしっかりとしまって緩んだりしないと思われるので、使ってくれそう。あとは色が濃くなっているのは、やはり普段からフリクションを使っている身からすると嬉しいことらしい。
そして自分用にはラバータイプ(550円)のものを購入した感じとなる。シチュエーションとして仕事では使いづらいため、家での利用頻度が多くなるところ。せっかく購入したのでこれから積極的に使ってみる予定。
フリクションボールノックゾーンは今回ラインナップを少々出していることもあって、ライトユーザーにもやさしめだと思う。マーブル柄が好きな人は1番上のグレードをいくのも手。
過去に『フリクションはインクが薄いんだよなぁ』というので購入をやめてしまったりした人がいたら、一度売り場でインクの濃さを確認してみてほしい。
▼フリクションボールノックゾーン(マーブルグリップタイプ)
▼フリクションボールノックゾーン(木製グリップタイプ)
▼フリクションボールノックゾーン(ラバーグリップタイプ)