【オレンズAT デュアルグリップ】ぺんてる次世代スタンダードをレビュー

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる) シャーペン
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ぺんてるの新型オレンズが登場したので購入。
その名も「オレンズAT(エーティー) デュアルグリップ」

ATってなんなの?
いいものなの?
使いやすいの?

2,200円(税込)という絶妙な価格帯でぺんてるが投入してきた“新自動芯出し機構搭載シャープペン”をレビューしていく。

オレンズAT ディアルグリップとは?

ATとは・・・

オレンズATATとは、「Automatic Technology」の頭文字。ペン先が紙の上から離れるたびに自動で芯が出る「自動芯出し機構」を備えている。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)

オレンズAT(自動芯出し機構)
https://www.pentel.co.jp/news/20230118/

オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)の特長は下記。

  • ぶつぶつで滑りにくいグリップ
  • 折れにくいオレンズシステム
  • 疲れにくい低重心

滑りにくいラバー付き金属グリップ

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)

これはぺんてる”らしい”と言われるとそうなのかもしれないけれど、ぶつぶつのラバー+金属グリップ。デュアル(2重)グリップたる所以。

芯の守る「オレンズシステム」

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のペン先「オレンズシステム」

芯の減り具合に合わせて、ペン先のパイプがスライドする「オレンズシステム」。パイプで芯を守ったまま書き続けられるので芯が折れにくいというメリットがある。

疲れにくい低重心設計

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)

奇跡的に重心の中心点が取れたので驚いているんだけど、重心が中心よりも先端に近い位置にあるため、長時間筆記しても疲れにくい低重心設計。

オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のスペック

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)

オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のスペックは下記。

ペン名称オレンズAT デュアルグリップ
品番XPP2005
価格2,000円(税抜)
シャー芯径0.5mm
全長約136.2mm
直径(グリップ付近)約10.0mm弱
重量約15.0g(※実測)
方式ノック式
メーカーぺんてる

オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のフォトギャラリー&デザイン

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)

オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)の見た目・デザインを紹介。

パッケージ・デザイン

まずはパッケージから。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のパッケージはモノトーンタイプ
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
パッケージの裏側
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)ッケージのサイド
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
パッケージ上には、orenzATのロゴが描かれている
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
パッケージをあけて箱を引き抜くと裏に説明が書いてある
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
全部引き出すとこんな感じになっている
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)を出すと3つに分かれる

フォルム・デザイン

続いて、オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のデザイン。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)
今回選んだ軸色はシルバー(XPP2005-Z)
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のサイド
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
クリップはオレンズネロ同様で小さめ設計(約3.0cm)ロゴ部分が少しカットされているのもオレンズネロと同様の特長
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)の中央部分
グリップから先端にかけては素材が異なっている

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT ディアルグリップの由縁たる部分。このグリップには賛否両論あるんじゃないかと感じている。ラバーになっているのは先端から約2.7cmくらいの長さ。
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
芯の減り具合に合わせて、ペン先のパイプがスライドする「オレンズシステム」
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
ノック部もクリップと同じように小さめ設計になっている。
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
まず使わないけど、ノック部を外すと小さな消しゴムが搭載されている
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズATの先端をバラすとこんな感じ。頑張れば先端のラバーグリップを取れそう。

他シャーペンとの比較

オレンズATとオレンズネロの比較

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
ノック部のデザインはほぼ同じ。少しノック部が長い。
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
中央部はオレンズネロ(写真奥)の方が幅が広い
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
グリップ部は相当に異なる2本。オレンズネロ(写真奥)の方が指ざわりはややごつごつしていて、オレンズAT(写真手前)は金属ならではのひんやり感が大きい。

オレンズATとスマッシュの比較

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズATは6段のラバーが、スマッシュは7段のラバーが搭載されている。
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
スマッシュ(写真奥)の方が白っぽい感じのシルバーになっている。どちらも好みではあるんだけど、上軸からグリップまで統一感のあるスマッシュの方がレフログ的には好みだったりする
オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
クリップはおそらく同じもの?っぽい感じ。うまくスケールメリットをいかしている事例だと思う。

オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)の描線・書き具合

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)

ぺんてるのシャープペンには純正芯「Pentel Ain」が推奨されているので、おそらく?同製品が入っているんだと思う。自動芯出し機構搭載のシャープペン「オレンズAT」には、なめらかさをさらに向上させたぺんてるの新しいシャープペン替芯が推奨とのこと。

めちゃくちゃ書きやすいわけではないけれど、書きにくいわけでもない感じではある。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズネロと比較したいところだけれど、ほぼ同じ感じの印象。

オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)のまとめ

ちなみに書き味については、めちゃくちゃ書きやすいというのは感じられないんだけど、ノック無しでいつまでも書き続けられるのはラク。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)

ぺんてるがこれから自動芯出し機構搭載シャープペンを次世代のスタンダードにしようと考えている新製品に対しての本気度を感じられる商品にはなっていると思う。

理由はカンタンで、今までオレンズネロという最上級グレードのシャープペンに搭載している自動芯出し機構を1,000円も価格を下げて提供し始めたことから。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)

しかも今まで難点であった(オレンズネロは)黒色しかなかったところに、4色展開で登場させてきたことからも、やはり人によって色の好みがあるため、そこに対してターゲティングしてきたのではと思っている。

また、今回の製品が『デュアルグリップ』タイプであることも興味深く、これから他のタイプが出てくることは必至なのではと予測できる。半年後とか1年後が楽しみ。

ただ、そんな気合を入れてきたオレンズATにも良くないところがあって、あくまでレフログが感じたことではあるけど、グリップ部分が反射の多い金属製であることから、指紋が付いてしまうのが少々痛い。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT デュアルグリップ 0.5mm(ぺんてる)

正味レフログからすると、たったこれだけのことではあるんだけれど、これだけでいろいろなものが一気に崩れ去ってしまうかのような悲しさを感じてしまってしまう。

これについてはもう少し何とかならないかなとは思ったけど、今後グリップタイプが変更される(であろう)ことを考えると致し方ないし、ぺんてるらしさを出すのであれば、これしかなかったんだと捉えている。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
1番奥)オレンズネロ
奥から2番め)PG METAL350
手前から2番め)スマッシュ
手前)オレンズAT デュアルグリップ

おおよそ2,000円程度でぺんてるが自動芯出し機構搭載モデルを発売してきたことはこれからの市場に大きな変化をもたらすのではと思う。

かの有名なuniだと5,000円という驚愕な価格でクルトガダイブというシャープペンシルを出していることを考えると、自動芯出し機構を使ってみたい人には試せる価格感に仕上げてきたぺんてるはさすがの一言。

今回のオレンズATはオレンズネロを買ってもよかったんだけど、色やデザインが好みではなかった人、シャープペンシルに3,000円は出せないでしょ。という人には検討してもいい商品ではないかなと思っている。

オレンズATディアルグリップ(ぺんてる)
オレンズAT(ぺんてる公式サイト)
https://www.pentel.co.jp/news/20230118/

やはりカラーバリエーションがあることで、自分の好きな色のペンを筆箱に入れられることは嬉しいし、満足度を満たしてくれるのではないだろうか。

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