ゼブラから加圧式の「ウェットニー」という油性ボールペンが登場したので早速レビュー。
加圧式ボールペンといえば、三菱鉛筆(uni)のパワータンクというペンが代表的だと思うけれど、価格帯も異なる品質高め系で出してきたゼブラが恐ろしい。
「ウェットニー」は加圧式なので濡れた紙にもかけるというのがウリの1つなんだけれど、レフログはそれよりもステンレスボディという部分に注目している。
それでは今回は同じ加圧式ボールペンのパワータンクと比較しながらレビューしていく。
レフログです。X(旧ツイッター)もやっています。フォロワーさまが1000人突破。みなさまに感謝です。
ゼブラ「ウェットニー」とは?
ゼブラ「ウェットニー」の特長は下記。
- 加圧式ボールペン
- ステンレスボディ
- 濡れた紙に文字が書ける
加圧式ボールペンでインクが
図をよく見ても分からないかもしれないんだけど、要するにノックすると内部で空気が圧縮されて芯(リフィル)に圧縮空気が送り込まれる。
それによってインクが押し出されるという仕組みの模様。この機構のせいか?ちょっとノックが重いのは気になるところ。
米国軍事規格にクリアしたステンボディ
米国軍事規格に準拠したらっか試験にクリアしているゼブラの「ウェットニー」。頑丈で壊れにくいステンレスボディ。
雰囲気はいい感じ。雰囲気は。
濡れた紙にも書ける加圧式ボールペン
「ウェットにいい」なのか、「ウェットにえー」なのかは分からないけど、濡れた紙にも文字が書ける「WETNIE(ウェットニー)」。
ボールペンが苦手な上向きに書くことにも対応ができているという加圧式ボールペン。
ゼブラ「ウェットニー」のスペック
ゼブラ「ウェットニー」加圧式ボールペンのスペックは下記。
ボールペン名称 | ウェットニー |
ボール径 | 0.7mm |
全長 | 約138.5mm(実測) |
直径(グリップ部) | 約11.5mm(実測) |
重量 | 16.9g(実測) |
方式 | ノック式 |
インク | 油性ボールペン |
メーカー | ゼブラ |
ゼブラ「ウェットニー」のデザイン
ゼブラ「ウェットニー」加圧式ボールペンの見た目・デザイン・フォルムを紹介
フォトギャラリー(フォルム)
アップカット
ゼブラ「ウェットニー」のリフィル
品名 | K-0.7芯 |
品番 | BR-6A-K-BK BR-6A-K-BL BR-6A-K-R BR-6A-K-G |
種類 | 油性ボールペン |
価格 | 60円 |
全長 | 約98.0mm |
最大径 | 約3.0mm |
K-0.7芯という油性リフィルが標準仕様のウェットニーの加圧式ボールペン。1本60円というコストパフォーマンスがGood。
替芯方法
ゼブラ「ウェットニー」加圧式ボールペンの替芯方法を紹介。
ウェットニー VS パワータンク
ゼブラ「ウェットニー」と三菱鉛筆(uni)「パワータンク」加圧式ボールペン同士の比較フォトを紹介。
ウェットニー VS F-701
ゼブラ「ウェットニー」と同ゼブラ「F-701」のローレットスタイルのボールペンを比較。
主にペン先とグリップ部に注目してほしい。
軸径にも違いがあり、以下となっており約2mmくらい違うので、かなり太さの違いが出ている。
・ウェットニー → 約11.5mm
・F-701 → 約9.8mm
ゼブラ「ウェットニー」の書き味&描線
描線は0.7mmなので少し太いかなといった感じ。書き味は油性インクなので少し引っかかりは感じるが、0.7mmなので書きにくいまではいかない。
しかしながらジェットストリームなどには負けているのは言うまでもない。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
スチールとは異なり、ステンレスボディなのは、プラスチック製のボールペンがあまり好きでない人にはおすすめできそう。
壊れにくいらしいけど、検証できないので何とも。妻には検証動画でも作ったら?と言われたけど、今回はお断り。ただ、米国軍事規格にクリアしていることなので、お墨付きであろうと思う。
ペン先パーツの形状が独特なので、こういう造形が好きな人は売り場で見てみてほしい。
良くないところ
持ったときの印象でいくと軸径が11.5mmほどになるので、ちょっと太いという風に感じた。これは細軸好きなレフログ的にはBadポイント。
ノックは固く、押しづらい。2段階で重たさがくる感じ。これは加圧式機構のせいかもしれないが、押し切るときにかなり力がいるのはいかがなものだろうか。
ステンレス製に期待しすぎていたためか、重厚感はかなり無い。理由は見た目と持った時の印象の差が大きいからだと思う。16.9gなので決してボールペンとしては軽くないんだけれど、ステン部分が多い割に軽くて重たくなく、重厚感に欠けてしまうのは悲しいところ。
まとめ
メタル(ステンレス)ボディが好きであればおすすめ。しかし別にどっちでもという場合は、無理に選ぶまでではないかなと思う。
そしてこれはビックリだったんだけど、濡れた紙に他のボールペンでは書けるのか?と思って、ブレンで試してみたら書けてしまって驚き。
濡れた紙に書きたい場合は、必ずしもウェットニーじゃなくてもいい模様・・・。ストラップを付けやすいなどではウェットニーが有利なんだけど。
そしてレフログが1番気になっている重厚感。こちらについては残念ながらほぼ無いと思ってもらった方が良い。
Badポイントにも書いているけど、思った以上に重くないのである。このギャップが外で使うのであれば良いのかもしれないが、屋内で使う場合特別感が薄くなってしまう。
こればかりは悲しいなと感じた。それであれば国内販売はしていないF-701が細軸で重さもあるため、いくらか有利であり、重厚感好きには文句なくこちらをおすすめ。
なんだか紹介しようとすればするほど、魅力的な部分を見つけるのが難しくなってくるんだけど、それでも国内ボールペンでここまでステンレスをふんだんにつかったペンは少ないと思う。
加圧式ボールペンが気になる人は候補の1つに入れてもいいんだけれど、フック穴が1番の特長になるかもしれない。
首掛けやバインダー用の紐などが付けやすいのは他のボールペンとは差を出せる部分。外使いしたりする時に検討するペンとしては良いかもしれない。