消えるボールペンといえば?という質問で、ほぼ100%回答できるであろう「フリクション」
あまりにも有名すぎるため、記事化をためらってきたんだけど、フリクションも調べてみると公式では実に25種類もあることに驚き。
いかにこの商品に人気があるのかが分かる瞬間である。
そんななか、失敗した「フリクションボールスリム038」や、いい感じの「フリクションライト ナチュラルカラー」に続き「フリクションボール4」を所有しているので、おさらいも兼ねて今回は紹介していく。
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フリクション とは?
いわずと知れた、消えるボールペン。
開発までに30年以上の月日をかけられて開発されたフリクションインキ。「フリクション」シリーズ累計販売本数20億本を突破している、超絶人気の消えるボールペンである。
フリクション(Friction)とは、英語で「摩擦」「衝突」や「こする」「摩擦する」等を意味している。
おそらくここから名称がきてるのだと思われる。
フリクションボール4(パイロット)の紹介
フリクションボール4(パイロット)の特長は下記の3つ。
- 消えるボールペン
- スリム038よりは書きやすい
- やや軸が太い
消えるボールペンの王道
「消えるボールペン」で間違いなく王座に輝いているパイロットの「フリクション」。
温度変化によってインクが無色になることで、インクが消えたように見える仕組み。他にも同じようなペンでいうと、三菱鉛筆(uni)「ユニボールRE3」やゼブラ「マイルドライナー(※ラインマーカー)」などが存在している。
ちなみに三菱鉛筆のユニボールRE3は最強最悪に左利きと相性が悪いのでまず買わない方がいいだろう。見た目はいいんだけれど、それに騙されないように注意してほしい。
スリム038よりは書きやすい
ボール径が細すぎて、左利きの自分にはあまりマッチしなかったフリクションボールスリム038と比較すると、かなり書きやすいし、インクのノリが良い。
これは失敗だったと悲しんだ、フリクションボールスリム038から挽回した瞬間であった。
ちなみに同消えるボールペンで三菱鉛筆(uni)から出ている、ユニボールR:E3は本当にダメ。
ちなみに2020年9月に同フリクションボールに透明ボディが新登場している。遂に芯色(リフィル)を自由にカスタマイズできるという武器を携えてやってきた恐るべきペンである。
やや軸が太いフリクションボール4
フリクション【ボール4】というだけあって、消えるボールペンが4つ搭載されている。そのため軸径が約14mm程度とやや太めの設計となる。これは構造上致し方ない部分もある。
そのため、手の小さな女性などは一回り小さいフリクション【ボール3スリム】を利用することもあるようで、妻はボール4よりはボール3スリムが好みで常時使っている。
グリップの大きさは数字で見ると以下。
フリクションボール4 → 13.8mm
フリクションボール3スリム → 12.8mm
若干ボール3スリムの方が小さい。
フリクションボール4(パイロット)のスペック
フリクションボール4(パイロット)のスペックは下記。
ボールペン名称 | フリクションボール4 |
価格 | 800円 |
ボール径 | 0.5mm |
全長 | 145.0mm |
直径(グリップ中心部) | 13.8mm |
重量 | 15.6g |
方式 | スライドレバー式 |
インク | フリクションインク |
メーカー | パイロット |
フリクションボール4(パイロット)のフォルム
フリクションボール4(パイロット)の見た目・デザインを紹介。同シリーズのボディカラーは0.38mmが6色、05mmが5色展開されている。
フォトギャラリー
アップショット
フリクションボール4(パイロット)のリフィル
品名 | フリクションボール多色用替芯(LFBTRF) |
品番 | LFBTRF30EF-3(B・R・L・C) LFBTRF12EF-G |
種類 | フリクションインキ |
価格 | セット300円、グリーンのみ120円 |
全長 | 87.5mm |
最大径 | 3.6mm |
フリクション専用インキ(なぜか表示がインクじゃない)なのでもちろん専用設計。ボール経が大きいため、ジェットストリームインクには差し替えができなかった。
フリクションボール4(パイロット)の書き味&描線
水性インクなので書き味は悪くない。油性インクのようなねっとり感はほぼほぼない。しかしながらエナージェルなどのようなスラスラ感までは到達していない感じ。
描線は少しカスレ気味。色の濃淡が出やすい印象なので、インクの出具合が一定じゃない感じ。そのへんを他の水性&ゲルインクボールペンと比較したら少しかわいそうだけど、そんな感じ。「消せる」に注力しているから仕方ないところ。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
左利きからすると、消せるボールペンは、あまりインクのノリが良くない印象だったけど、意外とノリが良くて書きやすい。何度もいうけど、ユニボールRE3とは比較にならないくらい段違いの書きやすさ。
「消せる」という最強の武器。
これ以上でも以下でもなく、考えた人(そして開発した人)は本当に神だと思う。Badポイントを後述するけれど、これだけで圧倒的に凌駕している。
仕事ではフリクションを使っていないけれど、プライベートでは常にバッグインしている。
ちなみに妻曰く、「消せる」じゃなくて「書き直せる」なんだとか。毎日使い倒している妻からすると、予定は変わるので、「書き直せる」ことが重要なんだとか。
うむ。これには納得。
良くないところ
「消せる」代償がモロに出ている部分。
黒 → はっきりとした黒じゃない
赤 → 鮮やかな赤じゃない
緑 → 鮮やかな緑じゃない
青 → 鮮やかな青
黒、赤、緑は少し薄くて濁った感じの色。しかしなぜか青だけはしっかりした青。これはインク色の性質上そうなるんだと思うけど、残念極まりない。
これによって書いた感じがしないというか、そんな感じを受けてしまい、書いている楽しさなどが薄くなる。
事務的なことを求めてない人からすると、なんだかなぁ、という気になるかもしれない。
ボディデザインはストレートながら、至って普通なので、そこまで持つ楽しみなどは感じにくいと思う。そういう意味ではフリクションボール3や4の高級ラインをもっと充実させてもいいのかもしれない。と勝手に思っている。
最後にグリップの耐久力がBadポイント。これはグリップがラバーなので致し方ないのかもしれないが、1年くらいでボロボロになってくるので覚悟しておいてほしいポイント。
▼フリクションボール4
▼フリクションボール4 Wood(ウッド)