uni(三菱鉛筆)から『ユニボールワンF』というボールペンが2021年9月21日に新登場。
昨年登場した『ユニボールワン』に続き、レフログが好きなストレートボディを身にまとい、ユニボールワンの良いところは引き継ぎつつ、低重心で安定感を強化したようなボールペン。
ちなみに『F』は『feel』?だとかあるのだけれど、一応公式の紹介文では『フェイデッドカラー』と書かれてあるので、『faded colour』の『F』で【古色、退色、褪色】を意味しているのではないかと予測している。※あくまでレフログ調べ
ちょっと後日公式さんにでも問い合わせてみたいなと思ってしまう。
ちなみにユニボールワンFは0.38mmと0.5mmのダブルラインナップ。軸色によってボール径が異なる仕様なので注意が必要。
それではさっそくレビューしていく。
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▼前作のユニボールワンのレビュー記事はこちらから
ユニボールワンFの特長
ユニボールワンFの特長は下記。
・フェイデッドカラー
・低重心設計
・ラバーがなくなった!
フェイデッドカラーの色展開
くすみ色をベースとしながらも、時の経過を感じさせるようなあせた色合いがテーマとなっているだけあって、あまりビビットな色が目立たないユニボールワンF。筆箱内の統一感をあまり崩さないのが良いポイント。
スタビライザー機構を搭載
低重心で安定した筆記感を実現するために搭載された「スタビライザー機構」リフィルを保持する崎軸に寸法制度を高めた金属製のペン作を採用し、低重心で安定した、より滑らかな書き味を実現している。
持ってみると分かるんだけれど、軽そうに見えて意外と先端が重い。
遂にグリップ部のラバーが無し
レフログ的に1番の推しポイントのはこの仕様変更。グリップ部分のラバー無し化。理由はひとつ。使っているとどうしても劣化し、褪色するのとラバー独特の粘着感が出てくるため。
これにはただただ歓喜したのであった。
ユニボールワンFのスペック
ボールペン名称 | uni-ball one(ユニボール ワン)F |
品名 | UMN-SF-38、UMN-SF-05 |
軸色 | 消炭(Fブラック)、無垢(Fグレー)、花霞(Fピンク)、日向夏(Fイエロー)、霜柱(Fブルー)、葉雫(Fグリーン)、茜空(Fレッド) |
インク色 | 黒 |
ボール径 | 0.38mm、0.5mm |
全長 | 約140.0mm |
直径(グリップ中心部) | 約10.2mm |
重量 | 14.3g |
方式 | ノック式 |
インク | ゲルインク(ユニボールワンインク) |
メーカー | uni(三菱鉛筆) |
ユニボールワンFのカラーリング
消炭(Fブラック)0.38mm軸色
無垢(Fグレー) 0.38mm軸色
花霞(Fピンク)0.38mm軸色
日向夏(Fイエロー)0.38mm軸色
霜柱(Fブルー)0.5mm軸色
葉雫(Fグリーン)0.5mm軸色
茜空(Fレッド)0.5mm軸色
ユニボールワンFとユニボールワンの違い
ユニボールワンFとユニボールワンの違いは一目瞭然。前モデルであるユニボールワンはノック下に色が分かるようになっているんだけれど、今回モデルのユニボールワンFは軸色全体が統一されている。
そしてスタビライザー機構部も特長的であり、ペン先が銀色という珍しいデザインになっている。
前述もしているのだけれど、消炭(Fブラック)のみクリップの色が黒色になっている特別仕上げ。こういうの、何かいいよね。
ちなみに軸下の長さがまったくことなるので、この部分だけを変更したりすることは難しい。
何より接続部のネジの造形がまったくことなっている。
ユニボールワンは細いネジ形状で、ユニボールワンFは太いネジ形状。この形状は確かフリクションシボール4Woodでも用いられていたと思う。できる限り緩まりにくいような工夫がここにもあるようだ。
ペン先となんと言ってもラバー素材がなくなったユニボールワンFはGood。
レフログ的ファーストインプレッション
良いと思ったところ
もう少しだと思ったところ
良いところは意外とあって正直驚いているところ。何より終始書いていることだけれど、ラバー無し化はレフログ的に本当に嬉しい。
書いてはいないけれどノック感は賛否両論かもしれない。『ボールペンにしては重い』と感じるかもしれない。
重さもどう出るかといったところだと思う。こちらも意外と重い。でもこの重厚感のようなものが300円で得られると思えば良いのかも。
あとはこれはuni(三菱鉛筆)がちょっとセコいと思ってるところなんだけど、インク色を多色展開していないということ。
同軸同色が好きなレフログからするとちょっとなぁ、と思ってしまう。せっかくならフェイデッドカラーのインク色を期待してしまうのが正直なところ。
インク色を変更したい場合はユニボールワンの替芯(リフィル)を別途購入すると変更可能になっている。
300円でこのペンが買えると思ったら、コスパ的にはいいように感じる。ただSNSとかを見ていると『高級感が~』とか言われているけれど、これにはまったく共感は持てない。
高級感よりも『300円とは思えない低重心で安定した筆記感のある良いボールペン』というのが当てはまると感じている。
実際公式でも高級感を演出しているというような文言はなく、近頃の雑貨や日用品に定着して馴染むところに着目されているようだ。
そんなこんなでユニボールワンFは筆記具や筆箱内を自分色に染めてみたい人におすすめできる良いボールペンになってくれるのではと思う。
▼ユニボールワンF
▼ユニボールワン
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