遂に、と言ってもいいのではないだろうか。
ジェットストリームから待望のローレット加工が施されたアルミ軸モデルが登場。
その名も「ジェットストリーム 多機能ペン 4&1 Metal Edition(メタルエディション)」
後述もするけど、今まではスマートグリップという別売アイテムで、グリップ部を金属製に(半ば無理やり)変更はできていたけど、純正モデルでローレット加工が施されたジェットストリーム多機能ペンは存在しない。
おそらく一部界隈で存在するローレット好きにはたまらないペンになるのではないだろうか。
そしてアルミ製という耐久性を引っさげてきた、そんな嬉しい多機能ペンをレビューしていくんだけど、欠点の部分だけでもいいので必ず見てほしいと思う。気になっている人が購入後に後悔しないためにも。
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ジェットストリーム Metal Edition(多機能ペン 4&1)とは?
ジェットストリーム 多機能ペン 4&1 Metal Edition・0.5mm(三菱鉛筆)の特長は下記。
- ローレット加工グリップ
- 耐久性アップ
- 超・低摩擦ジェットストリームインク搭載
ファンにはたまらないローレット加工
縦溝が基本デザインとなっていることで、より直線のようで細身な印象を与えてくれる。
パッと見は緻密なローレット加工ではないように感じるかもしれなけれど、実は指にかかる部分は横溝が入っていたりと、「指ざわり」に対してuni独自の工夫が感じられる。
実際に持ってみると、公式サイトほどのゴツゴツ感が少ないので、うまく指に引っかかってくれる感じがする。
アルミ製グリップによる耐久性アップ
レフログとしては、これがこの多機能ボールペンの1番の魅力であり、特長だと思っている。
従来までのジェットストリーム多機能ペンシリーズには、ラバー製グリップがほとんどで、金属製グリップがほぼ採用されていない。
※金属ボディ一体型としてFシリーズでは採用あり
これがどういうことかというと、今まではラバーが経年劣化によって朽ちる、というどうしようもないBadポイントがあり、『どうしよう・・・、買い替えかな・・・』になってしまうのである。
この心配がなくなるのと、何より愛用しているペンを、より長く使っていけるようになるという利点は大きい、そして嬉しい。
ちなみに従来まではスマートグリップという別売商品があるんだけど、純正でアルミ製なのはやっぱり良い。
ただ、スマートグリップは他機種に渡ってグリップを変更できるメリットがあるので、それはそれでGoodポイント。ローレット具合も好みが分かれると思う。
▼スマートグリップ
超・低摩擦ジェットストリームインク搭載
ここに関してはもう言わずもがな。
誰もが体感しているであろう「クセになる、なめらかな書き味。」を実現した、画期的なインクを搭載している。
一般的な油性ボールペンと比較して筆記速度に関わらず、低い筆記抵抗でなめらかな書き味の「ジェットストリームインク」。
▼uni(三菱鉛筆)の試験による筆記摩擦比
当社従来品(油性ボールペン)の各荷重における筆記摩擦係数を100%とした場合の『JETSTREAM』は約30~40%筆記摩擦が少ないため書きやすい。
詳しくは下記の記事を参照してほしい。ボール径ごとにレビューしている。
ジェットストリーム Metal Edition(多機能ペン 4&1)のスペック
ジェットストリーム メタルエディション(多機能ペン4&1)・0.5mm(三菱鉛筆)のスペックは下記。
ちなみにメタルエディションといっても、アルミ製なのはグリップ部とペントップカバーのみとなり、ボディ部は通常と同じ樹脂製なので、全身アルミ製ではないのでご注意を。
ボールペン名称 | ジェットストリーム 多機能ペン 4&1 Metal Edition |
型番・品番 | MSXE5-2000A-05 |
カラー | ダークグリーン、ガンメタリック、ピンクゴールド、アイス・シルバー |
インク色 | 黒、赤、青、緑 |
ボール径 | 0.5mm |
全長 | 148.5mm |
直径(グリップ中心部) | 13.0mm(※本体軸 13.5mm) |
重量 | 19.8g ※実測 |
方式 | スライドノック式 |
インク | ジェットストリームインク |
メーカー | uni(三菱鉛筆) |
ジェットストリーム Metal Edition(多機能ペン 4&1)のデザイン&フォト
ジェットストリーム Metal Edition(多機能ペン 4&1)・0.5mm(三菱鉛筆)のフォトギャラリー。今回はガンメタリックを紹介していく。
デザイン&フォトギャラリー
カラーバリエーション
ジェットストリーム メタルエディション(多機能ペン4&1)のカラーバリエーションを紹介。
4カラー展開されているので、好みの色を見つけてほしい。
アイスシルバー
ピンクゴールド
ダークグリーン
ガンメタリック
アップショット
ここからはジェットストリーム メタルエディション(多機能ペン4&1)のアップ写真を紹介していく。
リフィル
ジェットストリーム メタルエディション(多機能ペン4&1)・0.5mm(三菱鉛筆)のリフィルを紹介。
品名 | SXR-80 |
品番 | SXR-80-05(0.5mm) |
価格 | 80円(税別価格) |
全長 | 87.7mm |
直径 | 約3.0mm |
重量 | 1.2g |
リフィルは一般的な価格の100円なので、80円は安い。
他のジェットストリーム多色ボールペンシリーズすべてに互換性があるため、任意のボール径・インクにカスタマイズできる。
リフィル交換方法
持ち心地
ジェットストリーム メタルエディションのグリップ部の直径は約13mm。少し太めなんだけど通常のジェットストリーム4&1より0.5mmほど軸径が細い。
実際に持った感じはやや細いのかな?というくらいと思ってもらえれば良い。「細っ!」というような衝撃はあまり感じないと思う。
ボールペンの種類 | グリップの直径 | 重さ |
---|---|---|
ジェットストリームエッジ | 約10.9mm | 約14.0g |
ジェットストリームプライム多機能ペン2&1 | 約11.0mm | 約26.0g |
ジェットストリーム多機能ペン2&1 | 約12.2mm | 約15.3g |
ジェットストリーム多機能ペン4&1 メタルエディション | 約13.0mm | 約19.8g |
ジェットストリーム多機能ペン4&1 | 約13.6mm | 約23.6g |
ピュアモルト多機能ペン | 約14.1mm | 約24.4g |
ジェットストリーム多機能ペン4&1は当然ながら5本ものペンを内蔵するため、軸が太くなる、そして重くなる。
そこを改善したモデルがこの「メタルエディション(Metal Edition)」になる。
ジェットストリーム Metal Edition(多機能ペン 4&1)の書き味&描線
ジェットストリーム Metal Edition(多機能ペン 4&1)はジェットストリームインク 0.5mmを搭載しており、描線は中間に位置する。当然書き味については申し分なく、ガンガン書いていけるボール径である。
左利きだと、たまに書き始めはカスレることはあっても、ヌルヌル加減を味わうことができる。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
良いところ
ジェットストリーム多機能ペンで金属軸が少ないということは言ったけれど、実は国産でローレット加工されているもの自体が少ない。
これってホントなんで?って思うことである。
そういう意味では、割と珍しいローレット加工ボールペンを所有できることになる。
そして意外と威力を感じにくい耐久性には目を見張るものがある。ラバーが朽ちていく様を見ていくことほど悲しいものはないのである。愛用していればいるほど。
そこを経年劣化とともに風合いまでもを感じながら永く使っていけるというのは所有するオーナー冥利に尽きるのではないかと思う。このボールペン2,000円だから安くはないし、どうせなら長く使いたいものである。
良くないところ
ここからは少々辛口レビューとなる。
Badポイント1
なんともダサいグリップ上部の形状(デザイン)。軸径を小さくするためなのか、理由は分からないけど、これはいただけない。
ただ、シャーボNuも同じ形状なので、これからのトレンドになってくるのかもしれないが、ダサいことに変わりないのでダサいと言っておく。
Badポイント2
2つめは軸径が太くなってしまっているところ。
これはレフログが細軸が好きなので、どうしてもこの部分は拭えないところになってくる。
Badポイント3
これだけはNGなんじゃないかと思っている点である。
それは「ペン先に近いローレット加工部に剥げ(キズ)付いているものがあったこと」
先端を上にしてクルクルと回すとギラつく部分が見られた。ひどいものだと2つ、3つと付いていたかと。レフログはキズが入っていないペンを選んだんだけど、これは気付きにくいと思う。
どの時点で起こったのかは分からないから、何とも言えないけど、2,000円するペンだから店頭で購入する人は必ずチェックしてほしい。
この点に関しては、ピュアモルトのようにパッケージに入れて売ったら良かったのにと思う次第である。残念。
まとめ(Metal Edition)
一応グリップ部を入れ替えることはできるんだけど、色の系統が同じじゃないとあきらかに違和感なのでやめた方がいい。他の色も見てみたけど、一緒のがなかったので互換性はあまりない。
待望のローレット加工となり、ファンにはたまらないと思う。ローレット加減は指先が滑らず、何よりラバー感が苦手な人にはおすすめできる。
しかしながらビジネスシーンでの雰囲気を考えると、過価格帯的にもジェットストリーム・ピュアモルトがライバルになるのを考えると、なかなかの強敵が自社のペンにあることになる。ピュアモルトは高級感があるのでおすすめできるペンである。
そして、どうしてもこれ無しには終われないんだけど、購入する人はローレット加工部分をしっかりと見ておいてほしい。原因は分からないけど、買う時点でキズ付きは悲しい。
ジェットストリームプライムで塗装が剥げるのは知っていたけど、ローレットが購入時点で剥げるのは正直キツイ。
2,000円と決して安くはない多機能ペンなので、この点には十分気をつけてほしい。今までこんなことを、ここまで書くことはなかったけど、それくらい気になった。
せっかくローレット(アルミ製)という大きなGoodポイントを手に入れたジェットストリームだっただけに、Badポイントが些細なことで目立ってしまったメタルエディション(ジェットストリーム・Metal Edition)であった。
▼ジェットストリーム多機能ペン4&1「メタルエディション」
▼ジェットストリーム多機能ペン4&1「ピュアモルト」