朗報。
もう劇的進化と言っても過言ではない。
uni(三菱鉛筆)の上級ラインボールペンを上級ラインでは無くさせていた、あの超ダサい青石が遂に消える日が訪れた。
このNewジェットストリームプライムをデザインしてくれた人、ありがとう。
と、言いたくなるくらい待ち望んでいた、Newジェットストリームプライム3色ボールペンが登場。
先日レビューもしているけれど、エレガントさを削ぎ落としてカジュアル感を上げた、Newジェットストリームプライム回転繰り出し式 単色ボールペンが”正統進化“であれば、3色ボールペンタイプはまさに「”劇的進化“」。
何せあの代名詞となっていた青い石がなくなったのだから。
今回はそんなNewジェットストリームプライム3色ボールペン(ブラック)をレビュー。
ちなみにジェットストリームプライムシリーズは全5種類存在し、今回のレビュー記事ですべてをカバーしたことになる。文具好きとしては何気にコンプリートは嬉しい。
▼プライムシリーズ
①ジェットストリームプライム多機能ペン2&1
②ジェットストリームプライム多機能ペン3&1
③ジェットストリームプライム3色ボールペン
④ジェットストリームプライム回転繰り出し式シングル
スペシャルエディション(ノーブルシリーズ)
⑤ジェットストリームプライム ノック式シングル
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Newジェットストリームプライム3色ボールペン とは
Newジェットストリームプライム3色ボールペンの特長は下記。
※従来品までとの変更点は後述する。
- 青石無し化
- 両極端なカラーラインナップ
- 超・低摩擦ジェットストリームインク搭載
あの青い石が無くなった劇的変化
もうこの進化だけで、このペンの紹介が終わってしまっても良いのではないかと思ってしまうくらいの変更。
クリップ上部にたたずんでいた、あの超ダサかった青い石が消えたのである。そしてクリップ自体のデザインも変更され、従来品以上にスタイリッシュに進化。
もうこれには歓喜しかない状況である。あとは早期に2&1もこのデザインになってくれれば・・・。
カラーによって指触りの異なるボディ
Newジェットストリームプライム3色ボールペンは2カラー展開。
ブラック → マット加工
ホワイト → ツルツル加工
ブラック軸は従来品のようなマット加工が施されているため、ザラザラした指触りになっている。
と、ここまでは良かったのだけれど、好みが分かれそうなのはホワイト。実物を触ってみるまではレフログは『ホワイトでも~・・・』と一瞬頭によぎっていたのが一蹴された。
理由はツルツル加工。これがものすごいツルツルだった。
触った瞬間に、筆圧が強いレフログではまず滑りまくるだろうという指触りだったのでブラック1択になった。
ちなみにホワイトは、かなりベージュに近いことをお知らせしておく。
超・低摩擦ジェットストリームインク搭載
ここに関してはもう言わずもがな。
誰もが体感しているであろう「クセになる、なめらかな書き味。」を実現した、画期的なインクを搭載している。
一般的な油性ボールペンと比較して筆記速度に関わらず、低い筆記抵抗でなめらかな書き味の「ジェットストリームインク」。
▼uni(三菱鉛筆)の試験による筆記摩擦比
当社従来品(油性ボールペン)の各荷重における筆記摩擦係数を100%とした場合の『JETSTREAM』は約30~40%筆記摩擦が少ないため書きやすい。
詳しくは下記の記事を参照してほしい。ボール径ごとにレビューしている。
Newジェットストリームプライム 3色ボールペンのスペック
Newジェットストリームプライム 3色ボールペン / 三菱鉛筆のスペックは下記。
ボールペン名称 | Newジェットストリームプライム 3色ボールペン |
品名 | SXE3-3300-05 |
カラー | ブラック(表面がマット加工) ホワイト(表面がツルツル加工) |
ボール径 | 0.5mm |
全長 | 約143.5mm |
直径(グリップ中心部) | 約11.0mm |
重量 | 約26.8g |
方式 | スライドレバー式 |
インク | ジェットストリームインク |
メーカー | uni(三菱鉛筆) |
Newジェットストリームプライム 3色ボールペンのフォルム
Newジェットストリームプライム 3色ボールペンの見た目・デザインを紹介。
今回紹介するのはマット加工が施されている「ブラック」。ホワイトはツルツル加工。
パッケージ
デザイン・フォトギャラリー
ノーマルショット
ブラックはマットブラックでマット仕様
ペン上部から下部まで真っ直ぐなのが分かる角度
ボディがテカテカではないので、光もいい具合に当たってくれる
この角度から剣(ソード)みたいな見た目になる
シルバー素材がなくなった分、より美しくなった気がする
レフログショット(特大縦写真)
アップショット
ここからはNewジェットストリームプライム3色ボールペンのアップ写真を紹介。
スタイリッシュなスリットが入ったクリップ
どうせならこのシルバー部分もブラックが良かったかも
従来品は縦にラインが入っていたんだけど、最小限にまでとどめたこのデザインはGood
存在感が象徴されている
【カラーバー】※タップで拡大可
さり気なさが絶妙
真横から見るとこのペンの美しさがより際立つのが分かると思う
リフィル(替芯)
品名 | SXR-200-05 |
価格 | 220円(税抜200円) |
全長 | 約67.0mm |
最大径 | 約2.3mm |
重量 | 1.0g |
インク | ジェットストリームインク |
通常のジェットストリームのリフィルが110円(税抜100円)なので、倍の200円(税別)という価格設定になっている。
これはプライム用のリッチ感と思ってもらえればと思う。
NewタイプとOldタイプの違い
ここからはジェットストリームプライム3色ボールペンの違いを紹介。
ジェットストリームプライム2&1との比較になるのでご了承あれ。
- 青石の消滅
- ペンカラーマーク
超ダサい青石の消滅
クリップの角にあった青石が遂に消滅した。
ジェットストリームプライムを愛用しているけど、これだけは本当にダサくてどうしようもなかった部分。これが無くなる日を待ち望んでいた。
ペンカラーマークがスリム進化
青石の消滅だけでもすごいことなのに、クリップ形状 & ペントップデザイン & ペンカラーマークまでもが一気に進化した。
もう劇的進化以外の何ものでもないと思う。
重量はほぼ同じ
約0.4gほどNewタイプの方が重かったんだけれど、これはインク量などの兼ね合いだと思う。
Newジェットストリームプライム 3色ボールペンの書き味
ジェットストリームインクが採用されているため、書き味に関してはよほどハズレを引かない限り問題がない。それくらい左利きにも優しいインク。
その他ジェットストリームインクの書き味に関しては詳細を書き込んでいる別記事を参考にしてほしい。
左利きが実際に使ってみてのレビュー
手に持っているのがNewタイプ、下にあるのが旧タイプとなる
良いところ
迷える青石から解き放たれたNewジェットストリームプライム。それだけかと思われていたが、クリップがスタイリッシュになり、カラーマークまでもが進化した。
良くないところ
劇的進化と言いつつもBadポイントはある。
①やはり価格が3,000円オーバーとなるとなかなか手は出にくいし、よほどの文具好きじゃないとパッとは買えないと思う。カッコイイんだけれど。
②そしてブラック軸については、塗装に変更が無さそうなので、イコール 塗装はいつか剥げてしまうということ。ホワイトはツルツルコーティングされていたので、少し緩和されているのかも?
③次にカラーラインナップがブラック&ホワイトの2色でかなり少ない。これはのちのち限定カラー軸が必ず出ると思う。※ハズレたらごめんなさい
④最後に2&1タイプや3&1タイプが出ていないこと。青ペンをほぼ使わないレフログからすると、早くNewデザインで出てほしいものである。
まとめ
青石が消滅したことにより劇的進化したNewジェットストリームプライム3色ボールペン。これを皮切りに、残された2&1や3&1、ノック式シングルが変更されるのではと思う。
書き味に関しては左利きでも抜群なのは言うまでもないため、あとはこのデザイン次第ではあるけど、デザインは本当に良くなったと思う。
デザインがシンプル過ぎると思われるかもしれないけど、デスクを彩るものはシンプルに、そして少数に。
それを実現してくれる1本に仕上がってきたように感じる。変なシルバー感もなくなり、現代に合わせて研ぎ澄まされているのが分かる。
今回の進化(青石消滅)で、今までジェットストリームが使いやすいことは分かっているけど、青石が嫌すぎて購入していなかった人の候補に入ってくるかもしれない。
そうなると当然他のタイプも候補に入ってくるんだけど、その時に旧タイプだと非常に悲しい。
それを打開させるためにも、ぜひラインナップをすべてNewデザインにしてほしい。