ロットリング600はフルメタル&軸細ボディ。新色のマダーレッドをレビュー

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン ボールペン
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重厚感のあるフルメタルボディが特長のロットリング600のボールペンに新色が3つ登場

ツイッターでもロットリングのボールペンやシャーペンはよく見かけることがあるので、気になる1本ではあった。

ずっと気になっていたけれど、実際どうなのかがよく分からず・・・、もう買うしかないかと思って踏み切った次第。

ロットリング600は取りどころがたっぷり。今回も写真多め、左利きが使った時の書き味や描線などもレビュー。

ちょっと触ってみての感覚は『軸がやや細め』だったので、細軸が好きな人の検討候補としては考えてもいいのではと思う。

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ロットリングというメーカーって?

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

以下、若干不親切な公式サイトと他で得た情報を要約。※ほぼ自分のため

ドイツ語で「赤い輪」を意味するロットリング。1928年にニブ無し万年筆を開発(Tiku・ティク)し、そこからツイスト機能付きのマルチペン、シャーペンの原型となるrotring rapidographを開発。

その後、ロットリングは改良を加え1980~90年代にロットリング製図用系の今の形が成された模様。
※正確な情報は公式サイトを参照してね

ロットリングは製図用系デザインは今の形が多いのかと思っていたが、Tiku(ティク)というデザインのものもあるため、いろいろなんだなと感じた。

そしてペンに赤いリングがあるのはそういうことだったのか!と、調べて良かったと思った瞬間であった。これだから楽しい。

逆に元となっている、Tiku(ティク)系のものが気になってしまったのもある。。物欲。。

ロットリング600とは?

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

ロットリング600(M字/ボールペン・1.0mm)の特長は下記。

  • ブラス(真鍮)カラー仕上げ
  • フルメタルボディ
  • ローレット加工
  • 独特な形状のペン先
  • M字/1.0mmのヌルヌル感

Newカラーのブラス塗装仕上げ

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600・マダーレッドは深い赤色

今回紹介するのはロットリング600のマダーレッドというブラス塗装仕上げの新色。

ブラスとは真鍮のような色を指している。そのため若干落ち着いたカラーリングが特長。

その他はアイアンブルー(青)とカモフラージュグリーン(深緑)が新色として登場している。

重量感のあるフルメタルボディ

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ボディほぼ中心にロットリング600のロゴが入っている
ロットリング600・マダーレッド

ほどよい重量(23g)があり、やや細身なボールペンだなという印象。

そのため見た目小さいけれど、持ったときには『おっ!?』とギャップを感じるかもしれない。

国産ボールペンで重さの目安でいうと、だいたいサラサグランド(ゼブラ)と同じくらいとなる。

フルメタルボディなので、ペン先から本体軸からノック部分まですべて金属製となっている。

似たような形状であるジェットストリームエッジ(三菱鉛筆)とは一線を画す。
実際にエッジよりも約10g弱ほど重い

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
手前:ロットリング600・マダーレッド
奥:ジェットストリームエッジ・限定オレンジ

こんなことを書くと怒られるかもしれないが、ジェットストリームエッジは実物を触ったときに本体軸のプラスチック素材が分かる。

若干『う~ん・・・』感があるのだが、それがこのロットリング600では全くのゼロ

そのかわり価格に跳ね返っているのは言うまでもない。ジェットストリームエッジの倍以上になっている。

グリップが滑りにくいローレット加工

目の細かい凹凸が美しいロットリング600

国産ボールペンではあまり見かけないローレット加工という、細かい凹凸状の加工が施されている。

滑り止めの効果があるため、金属製ながらしっかりと持って書けるようになっている。

ノック部付近にもローレット加工があるのもポイントのひとつ。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
手前:ロットリング600・マダーレッド
奥:F-701(BAZ47)という国内未発売ボールペン

筆記部分が見やすいペン先構造

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ペン先が一気に絞り込まれており、ペン先が見やすい構造
ロットリング600・マダーレッド

だいたいボールペンはヌメり(光沢)があるか、つや消しタイプに分かれると思うが、このロディア「スクリプト」はどっちも入っている

M字・1.0mmのヌルヌル筆記感

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

後述するが、ロットリング600の純正リフィルはM字で1.0mmという描線幅を誇る。

そのため当然ヌルヌルの筆記感を与えてくれるのが特長でもある。

リフィルの規格はG2(パーカータイプ)なので、同タイプのものであれば、他のインクのリフィルへ変更可能なのも嬉しいところ。

ロットリング600(ボールペン)のスペック

ロットリング600(M字/ボールペン・1.0mm)のスペックは下記。

ボールペン名称ロットリング600
ボール径M字/1.0mm
全長140.0mm
直径(グリップ部)8.0mm
重量23.0g
方式ノック式
インク油性ボールペン
メーカーロットリング

ロットリング600はボール径がデフォルトでM字(1.0mm)となり、かなり太めとなる。

ロットリング600(ボールペン)の紹介

フォトギャラリー&デザイン

ロットリング600(M字/ボールペン・1.0mm)を写真付きで紹介

パッケージデザイン&開封

※スマホはピンチで画像を拡縮できます

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600のパッケージ
この角度からだと中身の色は分からない
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
開けるパッケージではなくて、横にスライドさせるタイプ
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリングのトレードマーク?
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
すべて出すとこんな感じ
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
リフィルの交換などの
説明書入り
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
クリップ部分の紙をうまく外して、上か下に引き抜く
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
値札が付いていたので下側に引き抜くことに
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
値札をクリップから外してようやくお目見え
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ちなみにパッケージの裏側に「マダーレッド」と記載がある

ペンギャラリー

ロットリング600(M字/ボールペン・1.0mm)の本体を紹介。まずはペン先を収納した状態でやや引いた写真から。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600(ボールペン)の斜めビュー
全体的に深い赤色でメタリック
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600(ボールペン)のサイドビュー
グリップが細めに見えるけど直径8mmなので細め
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ダイアナグル(斜め)ビュー
ノック付近にも網目があるダブルローレット加工
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600(ボールペン)のノックを下側にしたビュー
まーやんも好きな美しいストレートボディ
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ダイアナグル(斜め)ビュー
本体軸は手にフィットしやすい六角ボディ
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
逆サイドビュー
こちら側はロゴなどがあしらわれていないのもあってシンプル
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600(ボールペン)はグリップ部分がもしローレット加工されていなかったら、ほぼ鉛筆のメタル版な感じで持ちやすい
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
真上からのビュー
細軸の美しいボディと丸みのあるローレットのバランスがGood

ここからはロットリング600(M字/ボールペン・1.0mm)のペン先を出した状態(筆記時)と接近写真で紹介。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600(ボールペン)のペン先を出した状態
M字・1.0mmというボール径をデフォルトで搭載
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600のペン先アップ
ローレット加工からペン先への絞り込み処理は秀逸
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ペン先を横から
ローレット処理から0.5mmほど、処理されていない筒のようなものがあってペン先が一気に絞り込まれてリフィルを包んでいる
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600のノック部分は
ペン収納時と筆記時は同じ位置に戻るので反対にしても変にノック部分がカタカタしない
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
本体軸中心部分にロットリング600の刻印入り
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600はクリップ部分もメタル(金属)製
そしてrotringの文字が少しエンボス加工(型押し)になっている
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
クリップは本体軸の細さを際立たせるため、
可能な限り厚みも削ぎ落とされていると思う
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600のクリップ反対側
クリップの止め輪が一周していない
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
筆記時のサイドビュー
今回は赤色なので分かりにくいがノック部分の赤い輪が存在する
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
美しいローレットと、
ロットリングのトレードマークである赤い輪。Cool!

リフィル(替芯)

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
リフィルにはロットリングのロゴ入り
品名M・ボールペン芯 ブラック
品番S0195390
価格***円(税別価格)
全長約98.0mm
最大径約6.0mm
重量3.7g
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

G2規格『パーカータイプ』と呼ばれるリフィルに対応しているので、ジェットストリームG2リフィルが使える。

リフィル(替芯)交換方法

カンタンではあるが、ロットリング600(M字/ボールペン・1.0mm)のリフィル交換方法を紹介。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
①グリップ部分を回す
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
②ネジをすべて外すとグリップが取れる
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
③グリップ内にバネが入っているので無くさないように
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
④新しいリフィルを入れて、
バネをグリップ内に入れてねじ込めば完了

左利きが実際に使ってみて

ロットリング600 描線&筆記感

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600のボールペンに標準搭載されているインクは
書き始めはちょっと薄くなるけれど、以後はほぼカスレない

とにかくヌルヌル感のある筆記感。

ロットリング600は油性ボールペンなので、水性の怖さは感じられない。

そして写真の説明にも書いているけれど、M字/1.0mmという太さなので安定感がある。

書き始めはちょっと『付かない?のか?』と思わさせるペン先の動きを感じることがあるけれど、一度書き始めたら大丈夫。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600にジェットストリームG2リフィル

ジェットストリームプライムに入っているG2フィリルをロットリング600に入れて書くと、別人かのような感覚になる。衝撃的。

さすがジェットストリームインクといったところ。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
0.5mmで試したのでペン先も鋭くなっている

良いところ

  • フルメタルボディの重厚感
  • 手のひらにフィットしやすい六角
  • グリップを考慮されたローレット
ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

このボールペンはフルメタル&ストレートボディなので、重みとデザインと筆記時のテンションを上げてくれる。

ローレット処理の手触りもクセになる人も多いのではないだろうか。

良くないところ

  • やや細軸ボディ
  • 製図用デザインへの抵抗感

ブログの最初にも書いているけれど、いっとき鉛筆を離れてるのもあり、やや細めだなと感じている。

まーやんの好みでいうともう少し太い方が良い。直径1.0mはほしいところ。

あとは製図用デザインの好みで分かれるのかなと。個人的にはボールペンよりもシャーペンの方がこのデザインは合っているように思う。

素直にかっこいい。

▼ロットリング600のシャーペンタイプ

まとめ

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン
ロットリング600・ボールペン・マダーレッド

3本目となる六角ボールペン。やや細軸だが、ぜんぜん使っていける。逆に太い方がまーやんとしてはNG。

六角なので転がっていきづらいのも使っていて良かったところ。『そこにいて!』が伝わる。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

ジェットストリームエッジにはない重厚感があり、重量も20gを超えているのでしっかり重みがある。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

大きさはほどよいサイズ感。ロディア「スクリプト」のように小さすぎるということがない。

ロットリング600(マダーレッド)ボールペン

今回初のロットリングのボールペン。
製図用としての工夫がたくさん入っていて面白いところがたくさんあった。

他にもロットリング800、ラピッドプロというものや、Tiku(ティク)というロットリングの始まりに近いペンも展開されているので気になるブランドである。

▼ロットリング800(ボールペン)

▼ロットリング・ティク系

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